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4月21日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は晴れ。
暑いですね💦💦💦
今日も夏日でした。
熱中症なのかな?
救急車をよく見かけるようになりました。😢
板橋区で工事中の『FPの家 Y邸』の現場写真をご覧ください。
2階のFP屋根パネルと壁パネルの取合いを撮ってみました。
2階床に張ったネダノン合板と壁パネルの取合いは、こんな感じ。
銀色のテープがアチコチに貼ってあるでしょ?
これ、アルミテープなんです。
アルミって透湿抵抗が高いので、水蒸気や空気の侵入を抑えてくれます。
そもそもFPパネルに充填されている硬質ウレタンフォームも透湿抵抗が高いので、躯体との取合い部分にテープを貼っておけば、簡単に防湿・気密層となります。
以前と違い、最近は『気密』という単語があちこちで見聞きするようになりました。
建物にとって、気密性を高める事はとても重要なことです。
でも以前は、それを軽視もしくは無視していた建物ばかりだったんです。
凄い変わり様ですよね???
事あるごとに気密性の重要性を訴え続けてきた弊社としても、嬉しく思います。
良い機会だし、久々に、この話題を挙げてみようかな・・・。
気密の『気』って、なんの『気』だと思いますか?
正解は上図の通りです。
空気の気と水蒸気の気、この2つを挙げる事が出来れば大正解!
空気の気だけであれば、半分正解というところでしょうか?
気密施工とか言いますが、本来は『防湿・気密施工』が正解だと思います。
空気の出入りを抑える事で熱損失を小さくしたり、局所的な温度差を小さくする事が出来ます。
また計画換気が機能するための大原則が、ある程度の気密性能を有する事なんです。
C値で言えば0.5㎠/㎡以下あたりが、閾値になるようです。
また、水蒸気の出入りを抑える事で壁体内結露を防ぐ事が出来ます。
壁体内結露の事は、もうご存じですよね?
冬季であれば、室内の暖かく湿った空気が壁内で結露を起こします。
また夏季であれば、外の蒸し暑い空気が壁内で結露を起こします。
この水分が腐朽菌やシロアリの被害を招くことになります・・・。
そもそも気密と防湿は目的が違います。
だから防湿・気密性能を高めましょう!と言っていました。
でも、いつの間にか防湿という言葉が消えちゃったんですよね。
気密シートや気密テープを使って気密性を高めれば水蒸気の出入りを抑える事が出来るから、わざわざ防湿と言わなくてもいいんじゃない!
なんて事だったりして・・・。
でも水蒸気は空気よりも小さいので、気密性能を高めても水蒸気の出入りを防ぐ事が出来ない場合もあります。
ちゃんと防湿性が担保されているかどうかを確かめる必要があると思います。
昔は拙ブログに、こんな図を頻繁に挙げていました。
この図には、繊維系断熱材を採用する際に必要となる4つの層が挙げられています。
①通気層・・・初期含水・雨水を排出する。
②防風層・・・冷気が断熱層に入ることを防ぐ。
③断熱層・・・熱損失を防ぐ。
④防湿層・・・水蒸気の侵入を防ぐ。
この図には気密層は出て来ません。防湿層は気密層を兼ねる事が出来るからです。
でも気密層が必ず防湿層を兼ねる訳ではありません。
ご注意ください。
という訳で、弊社の建物でも防湿・気密施工には細心の注意を払っています。
1階床を貫通する給湯配管の写真です。
厚さ24mmのネダノン合板の下には、厚さ105mmのFPパネルが充填されています。
まず最初にFPパネルに穴を明け、配管の周りに発泡ウレタンを充填します。
そして、その上にネダノン合板を載せたのが写真の状況となります。
配管回りの隙間に、再び発泡ウレタンを充填しました。
この後、硬化した発泡ウレタンの上端を平らに切削し、専用テープを使って塞ぎます。
ここまですれば、配管回りの隙間から熱や空気&水蒸気の出入りを防げるでしょ!
同様の処理をアンカーボルト周りや柱周りにも行います。
ちなみにこの写真では、まだ気密処理は行われていません。
弊社的に言えば、気密処理の前段処理を行ったに過ぎないんです。
とにかく、防湿・気密処理には時間と手間を掛けているつもりです。
だって弊社のつくるFPの家には全棟、『無結露50年保証』が付保されるから・・・。
お引渡しから50年間、壁内結露が起こったら無償で修理しなくてはなりません!
言い訳は出来ないんです。
だからこそ、徹底的に行います。
これが『ずっと安心・ずっと快適』に繋がると思っています。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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上記をご確認ください。