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板橋区で工事中の『FPの家　Y邸』の工事写真をご覧ください。

1階天井裏にある排水管を撮ってみました。

グレーの配管は、音ナインです。

排水音を抑える目的で塩ビ管の外側に吸音・遮音材が巻かれています。

でも今回、話題にしたいのは音ナインではありません。

その陰に隠れている白い物体（赤丸内）、これが今日の主人公です。

こんな外観をしています。

その名も『通気スイスイ』、未来工業の通気弁です。

そもそも通気弁とは、排水管内の空気の流れを確保し、スムーズな排水をサポートする装置です。

排水管内に負圧が発生すると、通気弁が開き、外気を吸い込みます。

これにより、排水管内の圧力が均一になり、排水がスムーズに行われます。

弊社ではトイレ排水に他の生活排水を合流させる場合に設置するようにしています。

トイレ排水って量も多いし勢いがあるでしょ？

管内が一時的に負圧になり、それが原因で、トラップの封水が引かれてしまうんです。

すると「ゴボゴボ」と音がしたり、下水臭がしたりします。

これを防ぐのが通気弁という訳。

何の変哲もない装置ですが、天井裏で良い仕事をしてくれているんです。

だから、たのにはスポットライトを当ててあげます。

住宅建築には、こうした縁の下の力持ちが意外と多いんです。

ありがたい事です。