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練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の話です。
そろそろガス配管を行う時期が来た為、工事業者に下見をお願いしました。
下見の結果、予定していたルートでは配管が出来ないとの事。
既存の玄関ポーチと境界ブロックの間を掘って貰うつもりだったんです。
でも出来ないそうです。
「明後日までに玄関ポーチを斫り、土の状態にしてください。」
担当者から電話が入りました。
仕方ない・・・。
ポーチの一部を斫るか!
でも相手はコンクリート下地の上に磁器タイルを貼ったポーチです。
斫るのに結構時間が掛かると思われます。
さっそく電動ハンマーとガラ袋を持って現場に向かいました。
延長コードを仮設電柱から引き、電動ハンマーに接続。
電動ハンマーの先端をポーチに当て、トリガーを引きます。
電動ハンマーって凄いんです。
先端の尖った部分が高速で出たり入ったり!
ガガガ・・・という凄い音を立てつつ、どんどんと先端がコンクリートを壊していきます。
但し腕にも、凄い負荷が掛かります。
腰を落とし、腕に力を入れて踏ん張りました。
でも驚くほど、簡単に斫る事が出来ました。
開始から30分程度でしょうか・・・。
弊社の場合、ポーチ下地はコンクリートで作ります。
外回りに重量ブロックを積み、中に砕石を敷き詰め、コンクリトーを流し込むのが普通です。
そして乾いたコンクリートの上にバサという空練りのモルタルで下地を作り、ノロというセメントを水で溶いたものを流してタイルを敷き並べていきます。
こうしてつくられたポーチを壊すのは容易ではありません。
でも今回は、いとも簡単に壊す事が出来たんです。
壊してみてわかりましたが、地面に砂利を薄く敷き並べ、その上にバサという空練りのモルタルで下地を作り、ノロというセメントを水で溶いたものを流してタイルを敷き並べているだけでした。
コンクリート下地が全くなかったんです。
壊している様子を見ていた大工が聴いて来ました。
「ここって、地盤いいの?」
「悪いんだよね。」
すぐそばに建っている弊社のOB宅でも、地盤改良を行っています。
道路の向かいで工事中の新築現場でも地盤改良を行っていたし・・・。
「こんな下地なのに、タイル割れてないなんて不思議だね。」
確かに・・・。
不思議です。
今回の斫り工事で、残した部分にはヒビが入っていました。
でも、それまではヒビひとつ入っていなかったんです。
謎は残りましたが、斫り工事は無事終わりました。
これだけ土の部分があれば、ガス管を通す事も出来る筈。
飛び散った小石を拾い、斫ったガラをガラ袋に入れて回収しました。
久々の斫り工事でしたが、予想外に早く終わってラッキーでした。
それでも明日は筋肉痛になるんだろうなぁ~。
posted by AssetRed
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