良く見ると、黒い柱に白い何かが付着しているでしょ? コレ、現場発泡ウレタンです。

06月10付のアセットフォー日記となります。

練馬・板橋の天気は雨。

最高気温も上がらず、肌寒い一日となりました。

とうとう、梅雨入りしちゃったんですよね・・・😭

練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の工事写真をご覧ください。

外気に接する壁を室内側から撮ってみました。

真ん中に黒い柱が見えるでしょ

コレ、既存の柱です。

今回は壁の断熱材としてセルロースファイバーを採用しました。

柱と間柱、間柱と間柱の間に、セルロースファイバーを吹き込みます。

ちなみにセルローズファイバー断熱材は、回収された新聞等の古紙を主原料にした綿状の天然木質繊維系断熱材です。

こんな見た目をしています。

小学生の頃、新聞紙を使って紙粘土を作った事があると思います。

新聞紙を水に入れ、攪拌すると新聞紙がドロドロに溶けたと思います。

イメージ的には、アレを乾かして解した感じです。

なんとなく湿気に弱そうな気がするでしょ

でも大丈夫なんです。

ホウ砂・ホウ酸を添加する事で、難燃・はっ水・防かび性能等を付加しています。

だから湿気にも強いし、火やカビにも強いんです。

また吸放湿性・吸音性もあるので、室内を適度な湿度に保ってくれます。

有害な化学物質を発散しないので、地球・室内環境に優しく、住まう人にとって安心・安全な断熱材だと思います。

FPの家しか建てない弊社ですが、リフォームの場合にはセルロースファイバーもしくはウッドファイバーを採用しています。

様々な長所がありますから・・・。

話を戻しましょう。

もう一度、写真をご覧ください。

良く見ると、黒い柱に白い何かが付着しているでしょ

コレ、現場発泡ウレタンです。

既存柱には、貫穴や回縁の欠込みがたくさんあります。

今回も隣地境界までの距離が少ない為、付加断熱を行いません。

だから柱や梁は熱橋になってしまいます。

只でさえ熱が伝わりやすいのに、穴が明いていたら余計に熱が伝わっちゃうでしょ

そこで、穴に発泡ウレタンを充填しました。

セルロースファイバーを壁に吹き込む際には、写真のように不織布を躯体の内側に張ります。

そして不織布に直径3㎝位の穴を明け、そこにホースを挿し込み、断熱材を吹き込みます。

不織布越しに断熱材の充填具合は見えるで、ムラなく充填が可能です。

55kg/㎥程度の密度で吹き込むため、柱に明いた穴にも断熱材はちゃんと詰まるんです。

その為、横方向の穴にはウレタンを充填しませんでした。

写真を良く見ると、黒い柱の右側に窓台と窓まぐさが写っています。

そして柱の少し右に竪枠が留められています。

窓に合わせて下地を組んでいる訳ですが、柱と建枠の間は1.5cm程度しか明いていません。

この隙間では、セルロースファイバーを吹き込む事が出来ません。

ホースが挿し込めないからです。

その為、発泡ウレタンを充填しました。

ウレタンガンの先端を奥まで挿し込み、耐力面材に吹き付けます。

奥行3㎝程度吹き込んだら、一旦作業を中止します。

1液タイプのスプレー式発泡ウレタンの場合は、空気中の水蒸気と反応して発泡します。

だから水蒸気と反応出来るように、あまり厚く吹かないようにします。

ちなみに厚く吹き過ぎると、発泡不良を起こして断熱・気密性能が低下する事になります。

一度に吹き込む厚さは3㎝程度が良いようです。

硬化したら、再度吹き込みを行います。

柱面よりも出っ張らないように吹き込み量を調整しますが、出っ張ってしまったら平らに切削します。

発泡ウレタンは発泡時に圧力を掛ければ密度が均一になりますが、自由発泡時にはスカスカになってしまいます。

スキン層と言われる表面の固い層を切削すると、スカスカの為気密性は担保されません。

だから弊社では、必ず気密テープを貼るようにしています。

あくまでも発泡ウレタンは断熱材なんです。

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電話:03-3550-1311 

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