皮が落ちた部分を良く見ると、ウネウネとした虫食いの跡が見られます。

練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の工事写真をご覧下さい。

外気に接する壁を内側から撮ってみました。

黒い柱が既存柱、その両側に取付けられている白っぽい木は竪枠です。

本来は105mmある筈の柱ですが、100mm程度しかありません。

柱の外側には耐力面材を張らないといけないし、内側には石膏ボードを張る必要があります。

間柱は全て105mm×30mmを使用する為、段差解消の為にこうした施工を行いました。

でも竪枠内側と柱内側には5mm程度の段差があります。

このまま石膏ボードを張る訳にはいきません。

だって段差があったら、石膏ボードをビスで留め付けた際に割れちゃうでしょ

だから不織布を張る前に5.5mmベニヤを巾100mm程度に割いてパッキン材として貼ります。

こうした細かい作業がスケルトンリフォームにはたくさんあります。

弊社では、スケルトンリフォームの場合にも、新築同様の気密性能を担保できるようにしているので、実は新築以上に大変なんです・・・。

先日行われた現場見学会の際にも、来場者の皆さんが呆れていました。

「新築以上に材料を使うんですね・・・。」

「これじゃー、新築にした方が安いのでは

さすがに新築より高いという事はありませんが、新築に比べて断然安いという事もありません。

そう説明させて戴きました。

そうそう、このお宅では2階に松丸太が使われています。

基本的にはこれを利用して、必要であれば補強するようにしています。

その中の一本が、この梁です。

流石に最近は止まりましたが、ポロポロと皮が落ちてくるんです。

皮が落ちた部分を良く見ると、ウネウネとした虫食いの跡が見られます。

そうです。

松食い虫の被害です。

以下、林野庁の松くい虫被害というページを一部抜粋させて戴きました。

詳しく知りたい方は、元ページをご覧ください。

https://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/matukui_R5.html

松くい虫被害は、「マツノザイセンチュウ」という体長1ミリメートルにも満たない線虫が松の樹体内に入ることで引き起こされます。

その線虫を松から松へ運ぶのが「マツノマダラカミキリ」というカミキリ虫です。

松くい虫被害(マツ材線虫病)は依然として我が国最大の森林病虫害であり、全国の被害量は近年減少傾向でしたが、令和5(2023)年度は前年度比127%の約31万立方メートルで12年ぶりに増加しました。

被害が増加した地域における対策は当然のこと、被害が軽微になった地域においても気象要因等によっては再び激しい被害を受けるおそれがあることから、 引き続き被害状況に即応した的確な対策を推進していく必要があります。 

松くい虫被害なんて、もうとっくに無くなっていると思っていました。

私が新人の頃には見聞きしていましたが、最近はあまり見聞きしなくなっていたので・・・。

でも最近になって、増加しているようですね

びっくりしました。

ちなみにセンチュウは、もういないようです。

建物に衝撃を与えた為、かろうじてぶら下がっていた皮が落ちたんだと思います。

松くい虫の跡なんて、超久し振りに見ました。

子供の頃はカミキリ虫を見つけると喜んで捕まえていました。

でも松にとっては、とんでもない害虫だったんですね。

もっとたくさん捕まえておけば良かった・・・。

https://www.assetfor.co.jp 

posted by AssetRed 

住所:東京都練馬区北町2-13-11  

電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

https://www.assetfor.co.jp/recruit/

上記をご確認ください。

練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーへ資料請求
練馬・板橋で注文住宅を建てるならアセットフォーの見学会へ
  • 練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのFacebook
練馬・板橋で注文住宅を建てるアセットフォーのホームページTOPへ