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06月24日付のアセットフォー日記となります。
練馬・板橋の天気は曇りのち雨。
明日まで雨が続くようです😢
梅雨だから仕方ないんですが・・・。
板橋区で工事中の『スケルトンリフォーム K邸』の工事写真をご覧ください。
養生する直前の玄関ホールの床を撮ってみました。
玄関框はバーチ突板貼り、床板はバーチの無垢材(ユニタイプ)を採用しています。
玄関引き戸を開けると3尺×6尺サイズの土間(タイル仕上げ)があり、畳1畳程度の広さのホールから右が和室、左が水回り&LDKという間取りです。
一般的にはフローリングは長手方向に張るようにしています。
その方が拡がりを感じるでしょ?
でも今回のように玄関框や階段上がり框等と接する場合には、敢えて短手方向に張る事も多いんです。
写真を見ると玄関框にフローリングが直行しているでしょ?
このホールの場合には、長さ80cm程度にカットしたフローリングを横に2間ほど張りました。
これには訳があるんです。
フローリングには実(サネ)と言われる部分があります。
上図の凸凹部分の事です。
出っ張っている部分を雄実、凹んでいる部分を雌実と言います。
そしてフローリングを下地に留め付ける際には、雄実に釘を打ち込み、雌実で覆うようにします。
こうする事で釘頭が見えにくくなります。
雄実は釘で固定されていますから、雌実がピッタリ嵌っていれば動きません。
玄関框に対してフローリングを直行するように貼れば、実部分から釘で固定する事が出来ます。
フローリングの巾が120mm程度であれば、実と実の間に釘を増し打ちする必要もありません。
だからフローリングの表面に釘頭が出る事もないんです。
でも玄関框に平行するようにフローリングを貼ろうとすれば、玄関框に接する面の雄実を落とす必要があります。
実があると、框とフローリングの間に溝が出来てしまいます。
変でしょ?
そして雄実が無いので、フローリングの表面から釘を打たなければなりません。
接着剤を併用しピンネイル等を打ち込む方法もありますが、弊社では接着剤の使用を控えているので・・・。
釘は等間隔に打ちますが、玄関框に平行して釘頭が並んでいたら恰好悪いでしょ?
これが敢えて短手方向に張る理由です。
ある程度の板厚があれば框にしゃくりを入れて、フローリングの雄実を挿し込む事も可能です。
でも15mm程度のフローリングだと、しゃくり上部が割れる恐れがあるので・・・。
こんな説明をすれば大抵の方は、ご理解戴けます。
フローリングは長手方向に張るのが一般的だと思います。
でも時と場合によっては、短手に張る事もあります。
これには、ちゃんと理由があるんです。
その理由を書かせて戴きました。
posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
https://www.assetfor.co.jp/recruit/
上記をご確認ください。