たいていは電線がラス網に当たってしまい、電線周りのラス網を切り抜く事になります。

短い夏季休暇が終わってしまいました。

あっというまでした・・・。

そして、今日から通常営業です。

残暑に負けず、頑張ります💦

 

さっそく現場写真をご覧ください。

外壁に張ったラス網を貫通する電線の写真です。

ちょっと昔の写真ですから、ラス網が現行品と違いますね・・・

よく見ると、ラス網の網目に電線が通されています。

わずか1cm×1cm程度の中に偶然電線が通ったという事でしょうか

こんな奇跡はそうそうありません。

もちろん、狙って出来る事でもないし・・・

たいていは電線がラス網に当たってしまい、電線周りのラス網を切り抜く事になります。

ご存じでしょうか

メタルラス(ラス網)壁を貫通する電気配線工事を行う場合、電気工事士は金属製の電線管やケーブルが金属ラスと電気的に接触しないように、適切な防護措置を講じる必要があります。

具体的には、金属ラスを十分に切り開き、電線を絶縁性の高い防護管や絶縁テープで保護しなければなりません。

そもそも電線は、外に電気が漏れないように通常は電気を通しにくい物質(絶縁物質)で覆われています。

この被覆に傷がついていたり、劣化を起こしていたりすると、被覆の外に電気が流れ出てしまいます。

これを漏電といいます。

ネズミなどが電気をかじって漏電が起こるって聞いた事あるでしょ

こも同じ理由です。

被覆の一部が齧られて無くなってしまった訳です。

漏電すると感電の危険性があるし、一歩間違えれば漏電火災といった深刻な事故を引き起こしてしまうおそれがあります。

ラス網の切断面って意外と尖っているんですよね・・・。

そこに電線が触れれば、被覆が傷付くかも

かといって、電線周りのラス網を大きく切り取る訳にもいかないんです。

モルタルはラス網の上に塗らないと強度が出ませんから・・・

だから、ラス網を貫通する部分には適切な防護措置が必要なんです。

弊社でも1・2件、ラス網による漏電を確認しています。

幸い電気工事の際の通電試験でわかったので、事故には繋がっていません。

でも外壁の一部を剥がし、線を繋ぎ変え、外壁を補修する事になりました。

結構な手間です・・・。

もちろん改善の余地アリだと思います。

以前は写真のような施工でした。

電線の周りにビニールテープを巻き付けて、被覆を厚くしていたんです。

でも、やっぱり不安でしょ

そこで電気屋さんにお願いして、こんな施工をした時期もあります。

専用部材を使う事で電線の周りは堅い樹脂で覆われています。

でも長さが足りず、ラス網まで届きません。

そこでCD管を挿し込み、被覆を延長しました。

オレンジの部分です。

「これでヨシ」と安心していたんですが、電気屋から改善要求が出て来ました。

ラス網を張り、モルタルを塗り、スイス漆喰で仕上げますが、CD管の先端はスイス漆喰よりも出っ張るようにしなければなりません。

でも出っ張ったままでは器具が当たってしまい、電線を接続できないんです。

そこでスイス漆喰が仕上がった後にCD管先端を切ってもらいます。

これが面倒との事。

中に電線が入っているので注意しなければならないし、CD管は堅いので切るのが大変らしい・・・。

そして試行錯誤の結果、現在の施工方法に落ち着きました。

本来は、こうした施工の為の部材ではありません。

でもホームセンターで見掛けて試したみたところ、問題ありませんでした。

樹脂よりも柔らかいゴムのため、写真のように横から入線も可能です。

またカッターや鋏で簡単に切断出来るので、電気屋の評判も良好でした。

脚も長いので、充分外壁仕上げまで届きます。

ヨシヨシ・・・

 

電気の世界って意外とわからない事が多いんです。

私もそうですが、電気工事士の資格を持っていない建築従事者って大勢いると思います。

わからないまま不安な施工をすれば、建物の安全を損なう事もあり得る訳です。

電気工事士のテキストを読むだけでも違うんだろうなぁー。

と思います。

そろそろ重い腰を上げようかな

流石に資格を取るのは、無理だと思いますが・・・。

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