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昨日、弊社OB様より電話を戴きました。
「エアコンから漏水しているので見に来て欲しい!」との事。
早速、急行しました。
車で10分も走れば着くので、イザという時にはすぐに対応できます。
『車で15分』を商圏とする弊社の強みのひとつです。
エアコンの漏水と聞いて、ドレンホースの詰りだと思いました。
エアコン内部(ドレンパン)にバイオフィルム(スライム)が発生し、これがドレンホースに詰まってしまう事があるんです。
バイオフィルムはカビの一種です。
適度な湿度と温度下で、養分がある所であれば発生します。
残念ながらドレンパンは、カビにとっては最適な場所になりがち・・・。
「こんにちは!」
ドレンホースの詰りを直す道具を手に、インターホンを押しました。
用意したのは、写真の『ドレンホースクリーナー』と養生テープです。
ドレンホースクリーナーは手動ポンプです。
ハンドルを引けばドレンホース内の空気&結露水を引っ張ることが出来るし、押せば押し出す事が出来ます。
難しい操作は不要です。
ネットでも購入できるし、ホームセンターでも売っています。
価格はマチマチですが、1000円台から4000円台というところでしょうか?
一家にひとつ、欲しい工具だと思います。
これらを持って、漏水したエアコンの室外機に向かいました。
詰りを直す作業自体は、難しくありません。
①ドレンホースの先端にホースクリーナーのノズルを挿し、外れないようにテープで固定します。
②ホースクリーナーのハンドルを引きます。
この時、ハンドルを押さないようにしてください。
間違って押してしまうと、結露水がエアコンに逆流する事になります。
③ハンドルを引き切ったら、ノズルを回して本体から外します。
④ハンドルを押し切って、中に吸い込まれた結露水を排水。
⑤再びノズルを取付けて、もう一度ハンドルを引きます。
⑥これを何回か繰り返すと、ドレンホースの中に詰まったバイオフィルムが出てきます。
耳を澄ませば、詰まったホース内を水が流れる音を聴く事が出来ると思います。
いつもは、透明なスライムが出てくる事が多いんです。
でも今回は肌色の硬めのスライムが出て来ました。
しかも結構な量のスライムだったので、ドレンホースから中々出て来ません。
そこで、少し荒業を使う事にしました。
ノズルを外し、水道の水を少しだけホースクリーナーに吸い込んだんです。
そしてノズルを接続。
ゆっくりとホースクリーナーのハンドルを押してみました。
この時に押し出す水の量を間違えると、エアコンから水が漏れてしまいます。
ご注意ください。
ポンプを押したら、そのまま引きます。
これを数回繰り返すと、ボコッ!と音がして肌色のスライムが落ちて来ました。
ドレンホースからは、チョロチョロと結露水が流れ続けています。
室内機の様子を30分ほど見ていましたが、問題無さそうなので作業完了としました。
ホースクリーナーを使っている様子を、ご主人に見て貰いました。
仕組みも説明したので、ご理解戴けたと思います。
「ホースクリーナーを買って、次は自分でやってみます。」
帰り掛けに、そう言ってもらえました。
「不具合があれば、遠慮なく言ってくださいね。」
「くれぐれも、ハンドルを押さないように注意してください。」
なおドレンホースが劣化して孔が開いている状況では、ホースクリーナーは使えません!
圧を掛けても、孔から空気が漏れちゃうからです。
孔が手の届く範囲であれば、テープ等で塞げば対応可能です。
また隠蔽配管の場合には、効果が期待出来ない場合もあります。
posted by AssetRed
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