こんな鋼管杭を杭打ち機で回転を加えつつ圧入します。

  • 10月02付のアセットフォー日記となります。

    今日の練馬・板橋の天気は晴れのち曇り。

    最高気温は30℃を下回りました。

  • 湿度もメチャクチャ低いですよ

  • このまま秋になって欲しいなぁ~。

  • 板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。

朝から地盤改良を行っております。

現場近くには高速道路や国道も走り、すぐ傍には古い商店街も続いています。

でも、その割には意外と静かなんです。

河と親水公園に囲まれているからかも知れません。

でも、その河のせいで地盤はあまり良くありません・・・。

先日行った地盤調査の報告書には、こんな事が書かれていました。

調査の結果、深度-3.0m以浅は各測点間で連続する自沈層の分布が見られます。

自沈荷重0.50kN以下を示す軟弱性の高い数値も混在し、強度が不均一でバランスを欠く状態が確認されます。

地耐力が不足し、新設建物荷重によって不同沈下を引き起こす可能性が高い状態と推察されます。

よって、その対策として地盤補強を実施し、計画建物の長期的な安定を確保する必要があるものと考察致します。

この考察を受けて提案されたのが、Φ89.1×L4.5mの鋼管杭×32本の地盤補強でした。

こんな鋼管杭を杭打ち機で回転を加えつつ圧入します。

先端にネジ状の羽根が付いているので、回すと地盤に潜っていくんです。

杭打ちと言えば、地面に杭をカーンカーンと打ち込むイメージをお持ちなのでは

でも実際はグリグリと地中の石と擦れる音しかしません。

よっぽど、杭打ち機のエンジン音の方が煩いくらいです。

施工手順を挙げてみました。

①予め地面に刺しておいた杭心を示すペグに杭心を合わせて、杭先を配置。

②杭の立ちを見ながら杭を貫入。

水平器を当てながら、杭が垂直に立っているかどうかを確認します。

③地面から1.0mほどの位置で一旦杭入れを中止。

ここで杭打ち班は、次の杭貫入に移ります。

そして溶接班の出番となります。

④杭頭にソケットを挿し込み、鋼管杭と溶接。

杭が長くなると、2本の鋼管杭を現場で溶接しなければなりません。

改良長さが3.5m程度であれば、ソケット挿し込み&溶接は不要です。

ここからは、杭打ち班の仕事を溶接班が追いかけるように続きます。

⑤ソケットに接続用の杭を挿し込みます。

⑥ソケットと杭を溶接。

⑦杭の立ちを確認しながら、更に貫入します。

⑧杭の抵抗を確認し、抵抗が少なければ更に貫入します。

⑨全ての貫入が完了したら、杭頭の高さを基礎形状に合わせて切断します。

⑩そして天端キャップを填めます。

基本は、こんな感じでしょうか

地面の中には、何が隠れているかわかりません。

小さな石であれば特に問題ありませんが、大きな石があると作業が止まってしまいます。

一度貫入を止め、杭を抜き、石を掘り起こす場合もあるんです。

深いところに大きな石があると、掘り起こす事が出来ません。

そんな場合には、杭の位置をずらす事もあります。

もちろん設計者に報告して、判断を仰がなければなりません。

問題なく進めばいいんですけど・・・。

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