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現在外壁の塗り替えを行っている弊社OB宅の現場写真を挙げます。
窯業系サイディングの上に青系のシリコン系塗料を3度塗りしています。
お客様のご希望により、艶をだいぶ無くしているので塗ったはかりの割に艶がないでしょ?
艶があると、いかにも塗ったばかりという感じがします。
でもピカピカ感が強すぎるのか、あまり人気がありません。
写真を見ると確かに落ち着いた感じがして、良い雰囲気ですよね。
でも塗装やさんには評判悪いんです。
みんな、艶消し希望と伝えると嫌がります。
艶なし塗料の多くは、調整剤を混ぜて艶を消しているそうです。
一方、艶あり塗料には余計なものが入っていません。
その分、塗料本来の耐久性・耐候性が発揮できますよ。
というのが、塗装屋さんの言い分です。
また艶ありのツルツルとした滑らかな表面は、砂・埃・排気ガスなどの汚れが付きにくくカビや苔も防げます。
これらは塗膜を劣化させる原因物質なんです。
一方艶消し塗料は、塗膜面を光を反射しにくい凸凹になるように調整することでマットな質感を達成しています。
表面が凸凹なんだから、汚れが付きやすいのも納得でしょ!
汚れやすく耐久性が低ければ、当然塗り直しの時期が短くなります。
その分、安ければいいんですが・・・。
調整剤を混ぜる分、むしろ高くなりそうですよね?
実際に艶なし塗料を塗っている方に話を聞いてみました。
やはり、あまり喜んでいません。
「乾くのが早いから、塗りムラが目立つんだよね。」
「目に近い部分だと、何回も塗り直しするのが大変だよ・・・。」
「えっ、全然ムラなんてないじゃん!」
「いい感じに仕上がってると思うけど・・・。」
そう伝えると、ニヤッと笑いながら言いました。
「腕・腕!」
でも、艶ありの現場に比べると、確かに時間が掛かっているんですよね。
その分、割高って事はないんだけど、塗装屋さんとしては儲けが少ないって事なんたと思います。
艶なし塗装って、落ち着いた感じに仕上がるし、高級感も出ると思います。
これってメリットですよね!
でも、デメリットもあるんです。
採用の際には、是非ご検討ください。

posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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