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10月16日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り時々雨。
昨日よりも更に気温が下がり、最高気温が20℃を下回りました。
夏用作業服だと、寒いです・・・。
板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。

砕石地業の上に防湿フィルムを敷き並べました。
防湿シートという場合もあります。
地盤から発生する水蒸気を床下空間に侵入させない事を目的に、床下前面に敷設するフィルムです。
JIS A6930(住宅用プラスチック系防湿フィルム)
JIS Z1702(包装用ポリエチレンフィルム)
JIS K6781(農業用ポリエチレンフィルム)
これらに適合するもの、またはこれらと同等以上の効力を有する防湿フィルムで厚さ0.1mm以上のものを利用しなければなりません。
また重ね幅は300mm以上とし、防湿フィルムの全面をコンクリート又は乾燥した砂(厚さ50mm以上)で押さえる必要があります。
でも、この方法は4つある床下防湿方法の1つに過ぎません。
良い機会ですから、他の3つの方法も挙げてみましょう!
②床下全面に厚さ100mm以上のコンクリートを打設する。
③鉄筋コンクリート造のべた基礎(厚さ100mm以上)とする。
④基礎と鉄筋により一体となって基礎の内周部の地盤上に一様に打設されたコンクリート(厚さ100mm以上)で覆う。
弊社の基礎は③のべた基礎に該当します。
しかも耐圧盤の厚さは200mm、その下には厚さ50mmの捨てコンもあります。
必要厚さ100mmに対して、2.5倍の厚さになる訳です。
水蒸気の通しにくさを示す値に『透湿抵抗値』がありますが、この値が大きいほど水蒸気が通りにくい事を示します。
そしてコンクリートは厚くなるほど、透湿抵抗値は大きくなります。
ちなみに①で用いる防湿フィルムと厚さ100mmのコンクリートを比較すると、後者の方が透湿抵抗値は大きいんです。
だから、弊社のべた基礎は防湿フィルムよりもかなり水蒸気を通しにくい訳です。
だったら防湿フィルムを敷設する必要ないんじゃない?と思った方もいるのでは・・・。
まさに、その通り!
上記の理由で、防湿フィルムを敷設する必要なんて無いんです。
でも慣習的に敷設を続けています。
防湿フィルムがない!
手抜き工事では?
なんて疑われる心配もなくなるでしょ!
そもそも、これを省略しても、たいしてコストダウン出来ないのも事実なんです。
むしろフィルムがない分、捨てコンクリートの量が若干増えるのでコストアップに繋がるかもしれませんから・・・。

捨てコンを打設している様子です。
2時間程度で打設完了。
翌日には上に載れる程度の強度になります。
早速、捨てコンに墨を出して巾留め金具を据付ました。
今回も外周部のみ、耐圧盤と立上りのコンクリートを一体打ちします。
巾留め金具を据付、鋼製型枠を嵌めているうちにユニット鉄筋が搬入されました。
無事、外枠組完了です。
途中パラパラと来ましたが、雨が降り出す前に終える事が出来ました。
いよいよ、鉄筋組の始まりです。

posted by AssetRed
住所:東京都練馬区北町2-13-11
電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
ただいま、現場監督見習いを募集しています。
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