写真のように梁に載りながら、天井に張った石膏ボードの上に断熱材を積もらせていきます。

練馬区で工事中の『スケルトンリフォーム T邸』の工事写真をご覧ください。

天井裏に吹き込まれた断熱材を撮ってみました。

灰色のモコモコしたのが断熱材です。

今回はセルロースファイバーを厚さ300mm程度吹き込んでいます。

カタログより抜粋

 

断熱材を吹き込んでいる様子です。

ちなみにホースの先は現場前に停められたトラックの荷台まで続いています。

荷台にはブローイングマシンと断熱材が積まれており、マシンの中に断熱材を入れるとホースから断熱材が吹き出すようになっています。

写真のように梁に載りながら、天井に張った石膏ボードの上に断熱材を積もらせていきます。

この時に石膏ボードに載ってしまうと、石膏ボードが割れて下に落ちてしまうので注意が必要な作業となります。

そもそもセルローズファイバー断熱材は、回収された新聞等の古紙を主原料に薬品処理により難燃・撥水・防かび性能等を付加した多機能な綿状の天然木質繊維系断熱材です。

難燃・撥水・防かび性能を高める目的でホウ酸やホウ砂を添加するため、ネズミやゴキブリが近寄らなくなるのも嬉しいですよね。

天然の木質繊維の絡み合いが空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在し、より一層熱や音を伝えにくくします。

さらに木質繊維特有の吸放湿性で、適度な湿度を保ち自然の恵みが私たちに快適な暮らしをもたらします。

また、フロンガスやホルムアルデヒドを発散する添加剤は使わないので、地球環境や室内環境に優しく、住まう人にとって安心・安全な断熱材です。

国産の古新聞を国内で断熱材に再利用する事で、製造&運搬によるCO2発生を抑える事が出来ます。

それほど断熱性能の高い断熱材ではありませんが、その分厚く吹く事で高性能化が可能

例えば1.0㎥当たりの重量が25kgの密度で吹いた場合の熱伝導率は0.038W/m・K、これって高性能GW(16K)と大差ありません。

でも300mmも吹けば、熱抵抗は7.89になります。

これって厚さ約15cmのFPパネルと同等の断熱性能なんです。

天井の上に吹き込むので、小屋裏にスペースがあればいくらでも厚く吹けるでしょ

但し、重くなる分、天井が下がる可能性があります。

ちゃんと補強しないと、ダメなんです。

また吹き込みという施工上、従来の繊維系断熱材を利用した断熱施工よりも施工精度が高くなります。

上図の左側が従来の施工、右側が吹き込み施工を表しています。

「隙間がない」という文字が見えますか

一般的なマット状の断熱材の場合、上図のように断熱材同士の間に隙間が出来る事が多いんです。

隙間があれば、当然熱は逃げてしまいます。

またマット状断熱材は外側を包むフィルムの一面が防湿フィルム、別の一面が透湿フィルムになっていて、室内の水蒸気が断熱材に侵入しないようになっています。

万が一浸入した水蒸気があっても、透湿面から排出するのでご安心を

繊維系断熱材って濡れると断熱性能がほぼゼロになるので、防湿にはかなり注意が必要なんです。

でも隙間があれば断熱材の上に水蒸気が逃げちゃうでしょ

これが小屋裏で結露する事があるんですよね・・・。

でも吹き込みの場合には、石膏ボードの上に防湿フィルムを隙間なく張ってあるので安心です。

吹き込み工法って、凄いでしょ

施工中の小屋裏って、結構暑いんです。

だから夏の施工は地獄と化します。

でも今日は涼しかったので、喜んでいました。

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