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板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の話です。
足場に防音シートを掛けたので、音の出る作業を再開します。
本当は金曜日から始める積りだったので、2日ほど予定よりも遅れた事になります。
でも近隣対策ですから、止むを得ないですよね・・・。
音の出る作業とは、FPウレタン断熱パネル(以下、FPパネル)の充填です。
柱と柱、梁と梁もしくは土台で囲まれた空間にFPパネルを入れ、留め付けます。
例えば1階壁の場合、土台-梁間寸法は2550mm。
3尺ごとに建てられた柱-柱間寸法は805mmとなります。
ここに巾803mm×高さ2550mm×厚さ105mmのFPパネルを入れなければなりません。
巾方向のクリアランスが2mm、高さ方向のクリアランスは0mmです。
床合板の上にFPパネルを立て、横に滑らすように柱間に入れなければなりません。
ウレタン掛け矢で叩き入れる訳ですが、これが結構しんどいんです。
少しでも角度がつくと叩いても入りません・・・。
柱間にFPパネルを充填したら、上図のように躯体とFPパネルを釘で留め付けます。
FPパネルの外周部には30mm×105mmの国産杉材が入っているので、ここを狙ってN75釘を斜め打ちするのが基本です。
でも弊社では、N75釘の代わりにアマティのねじ釘75mmを使って留め付けます。
写真のキンキラキンがねじ釘です。
釘って打ち損じた時に、バールを使って抜く必要があります。
長さが75mmもあるから、大変です。
でもねじ釘であれば、電動ドライバーで簡単に抜けます。
FPパネルは劣化しにくいので、何十年か後にリフォームする際には再利用が可能です。
その際には、一旦FPパネルを外す必要があります。
でも1枚のパネルには大体20カ所くらいの釘が打ち込まれているので、これらを全て抜かなければなりません。
以前経験した事がありますが、かなり面倒なんですよね・・・。
でも、ねじ釘であれば簡単でしょ?
そんな理由で、釘打ちを止め、コースレッドによる留め付けを考えた事もありました。
でも1本1本、電動ドライバーで留め付けていたら日が暮れちゃうでしょ!
結局、諦めました。
でもねじ釘はロール状になっているので、釘打ち機でバンバン打てます。
釘と同じスピードで打てる訳です。
これならイケる!
そして、弊社の標準施工になりました。
ちなみに最初に採用したねじ釘は、在庫がなくなって製造中止。
次に採用したねじ釘は、使い勝手が悪くて採用とりやめ。
今回のねじ釘が3代目となります。
本当は初代のように、スクェアヘッドが理想なんですよね。
3代目は⊕ヘッドなので、ねじ頭を潰す危険性があるんです。
その分、慎重に回せば良いんですが・・・。
既に現場には、ねじ釘が届いています。
FPパネルも同様です。
朝からバンバン充填出来る筈!
ねじ釘75も大活躍してくれるでしょう!

posted by AssetRed
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