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11月21日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
過ごしやすい陽気の一日になりました。
板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。
昨日、無事に屋根の施工が終わりました。
銀色に輝くガルバリウム鋼板の立ハゼ葺きです。
ガルバリウム鋼板(アルミニウム55%・溶解亜鉛43.4%・シリコン1.6%)は合金被膜鋼板として、高耐蝕性・耐熱性・熱反射性と加工のしやすさを併せ持つ鋼板です。
亜鉛鉄板と比べると、3~6倍の耐久性があります。
おまけに表面の空気と接する部分にある不働態被膜が鋼板の耐食性も高めてくれます。
不動態被膜とは、瞬時に酸化物の薄い被膜ができる現象です。

アルミニウムの表面には不働態被膜があるため、そもそも鋼板の耐食性を高くなります。
万が一、表面の塗膜に傷がつきメッキ層や鋼板がむき出しになっても、亜鉛やアルミニウムが酸化し溶け出すことで、傷ついたガルバリウム鋼板の表面を保護します。(これを犠牲防食というそうです。)
この不動態皮膜と犠牲防食の相乗効果により、ガルバリウム鋼板は極めて高い耐用年数と耐久性を実現しています。
また他の屋根材と比べて軽量なので、地震時に掛かる建物への負担を軽減する事が出来ます。
この辺りの特徴は、弊社が標準採用するディプロマット・スターと変わりません。
今回採用した理由は昨日の拙ブログにて説明しているので割愛しますが、異なる特徴もあります。
それが表面の仕上がりです。
ディプロマット・スターは、表面に自然石粒が吹き付けられています。
だから雪止め金具無しでも、表面の石粒の強い摩擦抵抗によって、屋根からの滑雪を防ぐことができます。
でも今回の屋根材は写真のように、表面がツルツルしています。
だから雪止め効果を期待できない訳。
そこで軒先に写真のような金具を取り付けています。
ハゼ部分を挟んでいるのが見えるでしょ?
こうして留めれば、太陽光パネルの架台同様に屋根材に穴を明ける必要がない訳です。
あまり恰好良くありませんが、屋根上に積もった雪が滑り落ちたら大変でしょ?
立ハゼ葺きって、滑り台みたいで心配ですから・・・。
銀色の屋根って太陽光を反射するので、遮熱性も高いんですよね。
遮熱通気層+換気棟効果で小屋裏温度の抑制を図っていますが、屋根でさらに低減できれば言う事なしでしょ!
実は白やシルバー系の明るい色ほど温度上昇を抑えやすく、黒や赤などの濃い色ほど温度が高くなる傾向があります。
ちなみに晴天時に測った色別の屋根の表面温度は、こんな感じだったそうです。
白色・・・約40℃
銀色・・・約45℃
青・緑系・・・約50℃
赤・茶系・・・約55℃
黒色・・・約60℃
結構違うでしょ!
だから本当は外壁同様に白くするのが一番、理に適っているんです。
でも白い屋根って、メチャクチャ汚れそうでしょ?
それに比べて銀色って、汚れが目立たないんです。
もっとも3階の屋根ですから、汚れが気になる事なんて無さそうですよね・・・。

posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
東武東上線 東武練馬駅下車5分
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