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板橋区で外装メンテナンスを進めている『FPの家 H邸』の工事写真をご覧ください。
現場に置かれたフレコンバックを撮ってみました。
ちなみにフレコンバックとは、主に農業用や工業用に使用されている袋型の大型容器です。
その名称は『フレキシブルコンテナバック』の略称なんだそう。
私的には、地盤改良(柱状改良)の時に使うセメント系固化材を運ぶために使う『トンパック』の方が馴染み深いかな。
内容量が1000ℓなので水を満タンに入れれば1トン分入るので、トンパックと言ってるんだと思います。
パッと見は弱そうですが、紐状の取っ手を引っ掛けてユニックで吊挙げても破れないんです。
かなりの強度ですよね。
その分、思った以上に高価だったりします。
でも耐候性が低いので、あまり使い回しは出来ません。
中には、剥がしたコロニアルが詰め込まれています。
アスベスト含有建材の為、フレコンバックに入った状態で運搬しないとダメなんです。
取り扱いが非常に厳格に定められているアスベスト含有廃棄物は、最終処分場によってはスレート板やカラーベスト等のレベル3アスベスト『石綿含有産業廃棄物』であっても密閉に近い状態でなければ受け入れられません。
このフレコンバッグは、レベル3アスベスト『石綿含有産業廃棄物』運搬容器として、多くの最終処分場の受入基準に対応しているそうです。
アスベストの取り扱いって、つくづく面倒ですよね・・・。
思った以上に処分費も嵩むし・・・。
「社長は何でカバー工法にしないの?」
屋根の上に上がった際に、職人さんに聞かれました。
「施工者側からすれば、カバー工法の方が断然良いと思うんだけど・・・。」
だって上に屋根材を重ね葺きしたら、その分屋根が重くなって耐震性が落ちるでしょ?
「確かに重くなるよね・・・。」
それに、野地板が傷んでいたらどうするの?
「見ないフリしている現場が多いですね。」
それに既存屋根の上に糊付き下葺き材を貼るでしょ!
熱でベタベタになるよね?
アスベスト建材にくっ付いた下葺き材、どうやって剥がすの?
「剥がす時に考えてもらうしかないよね。」
結局、解体時にはアスベストの処理が必要になるでしょ!
その時には、今よりも処分費がかなり高くなっていると思うよ。
だったら、今のうちに処分した方が良いんじゃない?
「・・・。」
もっと安全かつ簡単で安価な処分方法が開発される事を願いましょう!

posted by AssetRed
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