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12月05日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は晴れ。
最高気温も13℃と、昨日よりは少しだけ暖かくなりました。
まだまだ、冬はこれかなというところなのかな?
板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。
外気に接する壁の室内側を撮ってみました。
弊社が採用しているFPウレタン断熱パネルの厚さは105mmあります。
柱・梁等の巾も105mmの為、パネルの内側は柱や梁と揃います。
でも上写真では、パネルよりも柱や間柱が手前に出っ張っているでしょ?
これ、実は柱・間柱ではありません。
パネルの内側に留め付けた野縁&間柱なんです。
どちらも厚さを30mmとしている為、この上に石膏ボードを張ると、ボードとパネルの間に厚さ30mmの空間が出来るでしょ?
弊社では、ここに電気配線を通すことにしています。
そう、配線スペースなんです。
ちなみに一般的な建物の場合は、こんな風に納めています。
参考として、平成25年度国交省補助事業『住宅省エネルギー技術/施工技術者講習』テキストより一部を抜粋してご紹介します。
8.配線配管まわりの断熱 他
8.1.コンセントボックスまわり
コンセントボックスやスイッチボックスを外壁に配置すると、電気配線が断熱層を通るので断熱材が均一に施工されなかったり、また防湿フィルムを破ってしまうことになるため、コンセントボックス等はできるだけ外壁ではなく、内壁に配置するようにします。
やむを得ず、外壁に配置する場合は、以下のように施工します。
①コンセントボックス等の大きさに合わせて、カッターナイフで断熱材に切り込みを入れます。
②防湿層をはがし、コンセントボックスの裏側に断熱材を押し込みながら、コンセントボックスを取付けます。
この時、専用の気密コンセントボックスカバーを使用すると、防湿性・気密性を損ないません。
③気密コンセントボックスと周囲の防湿フィルムを気密テープで貼り合わせます。
ここでは繊維系断熱材の場合の施工方法を挙げていますが、発泡プラスチック断熱材の場合も同様の考え方に基づいた施工をする必要があります。
ちなみに弊社では、10年ほど前までパネルにコンセントボックス大の穴を明けてコンセントボックスを埋めていました。
また電線もパネルに溝を掘り、電線を通した後に発泡ウレタンで埋め戻していました。
一般的には断熱層の内側が気密・防湿層になる事が多いので、こうした施工には丁寧さ・正確さが求められます。
またコンセントボックスの裏側の断熱材が薄くなる為、断熱弱部になる事を忘れてはいけません。
でも、それだけではないんです。
電線も断熱層の中を通るので、別の配慮も必要となります。
電線に電気が通ると、電線が熱くなるでしょ?
断熱層の中に配線していれば、なおさら熱くなります。
そして電線が熱くなると、電気は通りにくくなり、より発熱します。
悪循環ですよね・・・。
近くに可燃物があれば発火に至る事もあるそうです。
これを避けるには、電線を断熱層の中に通さない事。
これが一番安全です。
こうしておけば、30年後に電線更新する時も割と簡単に新しい電線に交換する事が可能です。
断熱層・気密層を貫通していたら、色々と面倒でしょ!
どうしても断熱層内に電線を通す時には、抵抗が大きくなる分を予め見越して、太い電線を通す事をお勧めします。
抵抗が少なければ、熱くなる事もありませんから・・・。

posted by AssetRed
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