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今日は第3火曜日につき、アセットフォーはお休みです。
でもブログは真面目なお話を書こうと思います。
昨日の拙ブログにて、外の音が入って来ないという話を書かせてもらいました。
良い機会ですから、今回のネタも遮音に関する事にしましょう!
サッシの話です。
弊社が標準採用している樹脂サッシは『シャノンウインド』です。
ご存じ、エクセルシャノンの製品です。
その名前の由来をご存じでしょうか?
遮温(断熱)→SHANON→シャノン
遮音(気密・遮音)→SHANON→シャノン
住環境に寄与する快適性能にこだわり続けるという姿勢を、この名前に込めているそうです。
知っていましたか?
一般的に窓からの熱の出入りは多いんです。
サッシの素材として従来使われていたアルミニウム等は熱を伝えやすい性質があります。
冷房時に熱が入る部位ごとの割合
暖房時に熱が逃げる部位ごとの割合
その為、窓からの熱の出入りが最も大きいと言われていました。
でもシャノンウインドを使えば、窓からの熱の出入りを大きく減らす事が出来ます。
樹脂サッシに使われている硬質塩ビ樹脂は、アルミや鉄に比べて熱を伝えにくいからです。
例えば樹脂は、身近なところでも使われています。
鍋です。
熱を伝えやすいアルミを鍋本体に使い、取っ手には熱が伝わりにくい樹脂を使っているでしょ!
その性能は、一目瞭然です。
断熱性能に関しては、今回の主旨とは違うのでここで終わりとします。
本題は音の方ですから・・・。
音の伝わり方には大きく分けて2種類あります。
ひとつ目は固体伝播音、そしてふたつ目は空気伝播音です。
前者は物体を振動して伝わる音です。
床や壁を叩いたトントン音、ジャンプしたドシン音、走るときの足音、ドアや窓を閉めたときのバタン音等です。
また、風呂場で水を流したときのザバーッ音やトイレの水を流すジャー音等もこれに分類されます。
そして後者は音が空気を振動させて伝わる音です。
赤ちゃんの泣き声、犬の鳴き声、テレビの音、話し声などが該当します。
ここでは後者について書きます。
空気の振動が音になるのであれば、空気の出入りを無くせば良い訳です。
反対にサッシに隙間があれば、家の中の空気と外の空気が繋がります。
繋がっていれば、振動が伝わりに音漏れの原因になります。
つまりサッシの気密性が低いと、遮音性も悪くなる訳です。
サッシ別にサッシから漏れる空気の量(通気量)を併記した通気量線図を挙げてみました。
赤がシャノンウインド、黒がJISのA-4等級、青が他社の樹脂サッシです。
縦軸が通気量を示しています。
ちなみに通気量が少ないほど、気密性が高い事を示します。
どの圧力差でも、赤の通気量が一番少ないでしょ?
つまり気密性が高い訳。
でも一般的にはJISのA-4等級をクリアしていると表記する事が多いので、青のサッシも赤のサッシも同等性能だと思われている筈。
釈然としません😢
気密材を効率よく配置したり、1本通しで使ったり・・・。
気密性を高めるための工夫の結果なのに!
しかも経年でパッキンがヨレたり切れたりすれば、交換も可能なんです。
いつまでも高い気密性を保つことが出来る訳です。
樹脂サッシの中には、パッキンが接着されていて交換できないモノもあるんですよね・・・。
気密性が高いので、外の音を約25db低減する事が出来ます。
デシベルは音の圧力や強さを表します。
音の大きさが10デシベル違うと、では実際に私たちの生活ではどのような違いを感じるでしょうか?
たとえば図書館の静かな環境が40デシベル、普通の会話が50デシベル、大きな街の車の音が60デシベルと言われています。
ちなみに10db低減できれば、音は半分の大きさに聞こえるそうです。
図書館と車の音の差が20dbですから、25dbも低減できればかなりのもんでしょ!
ただし良い点ばかりではありません。
とあるOBから聞いた話ですが、遮音性が高いばかりに降り出した雨音に気が付かず、洗濯物を濡らしちゃうこともあるそうです。
さすがに苦笑まじりに不満を述べていましたが、私も同意する事ができませんでした。
だって窓の外を見ていれば、雨に気付くのでは???
posted by Hoppy Red
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