いつもの黒いシートは、ウルト社のハイムシールドです。 もう何年も前から弊社では、このシートしか使っていません。

12月18付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ

最高気温は14℃、例年通りなのかな???

板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。

外壁に張られた透湿防水シートを撮ってみました。

いつもの黒いシートは、ウルト社のハイムシールドです。

もう何年も前から弊社では、このシートしか使っていません。

何故だと思いますか

今回は、その理由を書いてみようと思います。

まずはウルトの製品カタログに掲載されているコラムをご覧ください。

一部を抜粋してみました。

近年、透湿防水シートの劣化が問題となっています。

問題の原因の一つは界面活性剤による防水・耐久性の低下です。

この界面活性剤は防蟻薬剤や防腐処理された木材等に含まれており、これらから染み出した界面活性剤がシートの防水性能を劣化させるリスクが指摘されています。

こうした問題を受けて、透湿防水シート協会から2011年6月に『防蟻・防腐材による透湿防水シートの影響について』として、告知が出されています。

告知では防腐防蟻処理された通気胴縁使用時の注意事項として

①施工中、雨水で濡らせない。

②通気胴縁施工後は、外装材を速やかに施工する。

の2点が挙げられています。

12年ほど前に漏水が発生し、サイディングを剥がして修理を行った現場の写真を挙げてみました。

当時採用していた白い透湿防水シートは、ボロボロに劣化していて、防水性がゼロの状態でした。

シート裏の合板には防蟻処理の跡が見られ、防蟻剤に含まれる界面活性剤の影響かもしれません。

参考意見をシートメーカーに求めましたが、なぜか答えを得る事はできませんでした。

当時はまだ、この問題って大きく知られてはいなかったんですよね。

私も恥ずかしながら知りませんでした・・・。

この問題に対してウルトは界面活性剤への優れた耐久性能を持つウートップ ハイムシールドを開発しました。

公的試験期間でのテスト実施により、界面活性剤による劣化ゼロを確認済です。

防水性能や物理的なシート強度も従来品と比べて、大幅に強化されています。

高性能と共に長寿命化も求められている、今後の住宅建築に、ハイムシールド(家を守る盾)をお勧めします。

なぜなら、こんな実験結果があるからです。

試験体は、左から

ハイムシールド(46kp)

比較品A(18kp)

比較品B(24kp)

()内の値は、界面活性剤含侵前の防水性能を示しています。

そもそも、含侵前の防水性能にもかなりの開きがある事がわかります。

そして、これらを界面活性剤水溶液に3日間含侵させた後の防水性能を比較すると・・・。

ハイムシールド(46kp→52kp)

比較品A(18kp→0kp)

比較品B(24kp→7kp)

比較品A・Bともに、見事に低下しています。

この結果を見ると、ハイムシールド以外は使えません。

だって、防水シートの役目を果たしてないじゃん

もっとも、界面活性剤の付着が無ければ問題ないんです。

つまり防蟻処理後、完全に乾燥してから張ればいいんです。

途中で雨に降られたら、乾くまで待って張ります。

また防腐胴縁を使用しなければOK。

でもホウ酸を利用している場合、躯体や耐力面材を濡らすとOUTなんですよね・・・。

だから、ついつい早めにシートを張りたくなります。

どうせ張るなら、ハイムシールドを張った方が安全でしょ

そしてシートの耐久性の違いも採用理由のひとつです。

国産シートの保証期間って、大抵は10年なんです。

一部の外国製品の中には20年保証品もあります。

これに対してハイムシールドの耐久性は、ナント80年と言われています。

もちろんJIS A6111(加熱処理42週)にも合格しています。

外壁は定期的にメンテナンスを行えるけど、防水シートには手を付けられません。

10~20年で保証期限が切れてしまったら、その後の雨漏りが心配でしょ

この2点が、採用の大きなポイントという訳です。

もちろん、他にも色々あるんですが・・・。

シートを張ったので、バルコニーの腰壁天端の防水処理を行いました。

イラスト部分へのシールドコーナー処理。

そして天端部分への防水テープ増し貼り&鞍掛けシート張り。

 太陽光用配線貫通部

 バルコニー排水&オーバーフロー管

ついでにシート貫通部の防水処理も行いました。

これで安心して、冬休みを迎えられます。

雨仕舞だけでも終わらせておかないと、心配ですから・・・。

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電話:03-3550-1311 

東武東上線 東武練馬駅下車5分

ただいま、現場監督見習いを募集しています。

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