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板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の話です。
透湿防水シートに貼られた防水テープを撮ってみました。
シートの縦継ぎ目に貼られているのは、アクリルタイプの防水テープ(両面タイプ)です。
ちなみに白いのは剥離紙。
剥がせば黒くなります。
通気胴縁を取付ける時には剥がしますが、この段階では剥がしていません。
ベタベタして手に付くので、面倒でしょ?
なお、横継ぎ目には防水テープを貼りません。
貼るのは縦継ぎ目だけとなります。
さて本題です。
今回、話題にしたいのはテープが剥がれている事なんです。
昨日の拙ブログにも挙げさせて戴きましたが、ウルトのシートって細かい凹凸があるので意外とテープが剥がれやすいんです。
技法堂出版の『防水施工マニュアル(住宅用防水施工技術)2021』には、こんな事が書かれていました。
防水テープの被接着体表面は、下地面材とサッシフィンの段差などがたくさんあります。
防水テープの粘着材は粘度(粘り気)が大きい液体の性質を持っていますので、『圧着具』を用いて丁寧に、しっかりと圧力を加えて粘着材を被着体表面に密着させないと、防水テープはくっつきません。
手でサッと擦っても、圧着したことにはなりません。
これ、本当なんです。
実際にやってみるとわかります。
指でいくら強く擦っても、すぐに剥がれちゃいます。
また貼ったテープの表面って、被着体の凹凸を拾うので意外と平らではありません。
指で強く擦ると、痛い思いをする事も多いんです。
そこで私も圧着具を使うようにしています。
圧着具
写真の黒いしゃもじのような工具は、建デポで見つけました。
以前は、別のものを代用していました。
でも、強く押し付けるとテープ表面に傷がついてしまう事もあったんです。
そこでゴム製のヘラを試してみました。
でも、これはダメ!
テープのシワが取れないし、思ったほど圧着出来ません。
このしゃもじ、中々良いですよ。
柄を持ち、平たい部分を防水テープに押し付ける訳ですが、先端が丸くなっているのでテープを傷付ける事もありません。
狭い部分・広い部分と使い分ける事が出来るので、便利です。
それなりのサイズですから、腰袋に入れていてもすぐに取り出せます。
軽い割にコシも強いし・・・。
圧着後
圧着すると、剥離紙越しにシートの凹凸が透けて見えるようになります。
しっかりと密着できた訳です。
剥がれる事もなくなりました。

posted by AssetRed
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