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12月20日付のアセットフォー日記となります。
今日の練馬・板橋の天気は曇り時々雨。
最高気温は昨日と変わりませんが、昨日よりも暖かく感じます。
湿度の関係なのかな?
時折落ちてくる雨粒のため、外作業は延期することにしました。
板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の現場写真をご覧ください。
天井野縁の様子を撮ってみました。
中央部に組まれた450mm×450mmの開口下地が見えると思います。
これ、天井点検口用の開口なんです。
ここに、こんな点検口を取付けます。
実はこの上に給水管が通るんです。
残念ながら、長い間に配管に劣化が発生する可能性はゼロではありません。
イザという時に、躯体や仕上げに影響がないように配管の点検が出来るようにした方が良いでしょ?
そこで弊社では、必要と思われる部分に点検口を設ける事をお勧めしています。
点検・メンテナンスが出来れば、寿命を延ばす事も可能です。
また、その際に設備業者以外の手を煩わせることもありません。
点検口を設けていなければ、点検するために開口が必要となります。
大工が点検穴を開けなければなりません。
また点検終了後には、開口を塞ぐ必要もあります。
場合によっては、内装業者の手を煩わせることらなるかも知れません。
工期も増えるし、当然費用も嵩みます。
最初から設置した方が、結局お得なんです。
点検口が必要となるのは、おおむね以下の部分です。
①設備機器と排水管・給水管・給湯管の接合部
②排水管・給水管・給湯管・ガス管のバルブ及びヘッダー
③排水管の掃除口
ちなみに今回の場合は、バルコニー水栓の為の給水管の接合部用の点検口となります。
配管点検口には、いくつかの設置方法や留意点があります。
①床下横引き配管のための点検口
床下に点検口を設け、床下配管の点検を行う事が出来ます。
弊社では、1階床を断熱・気密層とする事が多いので、より高い断熱・気密性能を確保できる点検口が必要となります。
床下収納庫の開口を利用する事も可能です。
②天井内横引き配管のための点検口
天井内に配管がある場合、上階の床面よりも下階の天井面に点検口を設けた方が、空間利用や点検の容易さの点で有効です。
また押入や物入等の収納部に天井点検口を設ける事で、居室内に点検口が露出するのを防ぐ事も出来ます。
今回の点検口は、これに該当します。
③竪管ための点検口
2階建て以上の住宅における竪管は壁内に埋め込むことを避け、専用の配管スペースを設けるようにします。
その際に室内側から点検できる位置に設けるのが望ましいと言われています。
なお弊社では、極力竪管は建物外部に設けるようにしています。
④立上り配管のための点検口
立上り配管は、壁内に埋め込むことを避け、ライニングスペースを設けるようにします。
これにより躯体や仕上げに影響なく、点検が可能となります。
また設備の選択に当たっては、点検口のあるタイプを選択することをお勧めします。
最近は防火天井点検口も発売されています。
従来品(アルミ製)の防火性能は28分程度(社内試験値)なんだそうです。
これを準耐火構造や強化天井における採用すると、防火被覆の連続性が確保できないことが考えられます。
防火被覆の連続性を確保するのであれば、こうした製品を利用するしかありません。
他にも対応はありますが、手間等を考えると・・・。

posted by AssetRed
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電話:03-3550-1311
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