床下からの給水管が床断熱&床下地板に見事な穴を明けていました。

01月10付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ

最高気温も14℃まで上がる予報が出ています。

穏やかな1日になりそうですね・・・。

板橋区で工事中の『FPの家 M邸』の工事写真をご覧ください。

年を跨いで行っていた防水処理もようやく完了し、通気胴縁や軒天ボード・防火破風板等の施工に移行します。

写真は外皮を貫通する配管回りの気密処理を撮ったもの。

外皮貫通部分は、必ず防水処理と気密処理をセットで行わなければなりません。

まずは防水処理を優先して行っていたので、引き続き気密処理を行います。

管周り・電線周り等の隙間を埋めるべく、気密テープや専用部材を使って徹底した気密処理を目指します

1階床の管周りの気密処理に関しては、既に完了していました。

でも今日、一通りチェックをしていると、新たな隙間を発見

床下からの給水管が床断熱&床下地板に見事な穴を明けていました。

そう言えば気密処理時に、未施工だった水道配管があったんです。

すっかり忘れていました。

床貫通部の気密処理は、上図のように行います。

管径よりも大きめの穴を明け、管周りに発泡ウレタンを充填。

発泡ウレタンが硬化したら管と床を気密テープで塞ぎます。

気密処理後の写真です。

以前はアルミテープを用いていましたが、最近は日本住環境㈱のケルプと併用しています。

青い管の根本に黒いテープが見えるでしょ

これがケルプです。

ケルプは写真のように変わった形状をした気密処理専用のテープです。

平らな部分を管に貼り

ギザギザな部分を床もしくは壁に貼ります。

一般的な気密テープを利用した気密処理に比べ、施工手間を軽減する事が出来ます。

但しテープ自体が軟らかい素材で出来ているので、傷付きやすいのが珠に瑕

念のため、上にアルミテープを貼っています。

 

久々に気密の話をしてこましょう。

昔の家に比べると最近の家って、隙間が少ないんです。

建物の隙間の多さを示す数値に『C値(相当隙間面積)』があります。

これは建物にある『あってはならない隙間』の合計面積を延べ床面積で割った値です。

例えば隙間の合計面積が200㎠で延べ床面積が100㎡であれば、C値は2.0㎠/㎡となります。

ちなみに数値が小さいほど、隙間が少ないことを示します。

上図のようにあってはならない隙間って、床・壁・天井と至る所に存在します。

昔の家であれば、C値は5.0~10.0㎠/㎡にも及んだそうです。

でも最近の家であれば、1.0~1.5㎠/㎡くらいの建物もあるようです。

本当かな・・・。

気密性能を示すC値って、現場で気密性能測定を行わなければわかりません。

残念ながら法律上、測定を義務付けられている訳でもないので、あくまでも施主・施工者・設計者側の意思次第というのが現状です。

隙間は小さい方が良いのはわかっている。

でも実際に、どの程度の隙間があるのかわからない。

だから気密測定をして、隙間の大きさ・多さを知りたい・・・。

施主側からすれば、当たり前の考え方だと思います。

でも施工者側からすれば、どうでしょうか

今までやった事がない施工者が多いと思います。

そんな施工者であれば、どのくらいの隙間があるのかわかりません。

測ってみて、初めてわかるんです。

えっこんなに隙間があるの・・・

なんて事も当然あると思います。

心配で測定に後ろ向きの施工者も多いんです。

そんな状況ですから、C値を口にする施工者は意外と少ないと思われます。

そして、どちらかと言えばキチンと気密施工を行っている施工業者が多い筈。

だからこそ、最近の建物の気密性能は良くなっているという話をそのまま鵜呑みには出来ないんです。

もっとも最近の建物は、外壁に耐力面材を張ったり床にネダノン合板を張ったりしています。

サッシの気密性も高くなりました。

C値2.0㎠/㎡を下回る家は増えたと思います。

実際のところはどうなんだろう???

各C値ごとに年間冷暖房費の比較をしてみました。

例えば冬の場合

建物に隙間があれば、暖かい空気は上の方の隙間から外に逃げてしまいます。

そして逃げた分の空気は隙間から供給されます。

当然、外の冷たい空気です。

室温は当然下がります。

その分、暖房代が嵩むでしょ

夏だって同じです。

冬は冷たい外気が入って来ますが、夏は暑い外気が入って来ます。

その分、冷房代が嵩む訳です。

C値が小さいほど、隙間から漏れる室内空気の量が減ります。

その差が、上の試算に現れています。

これが気密性を高める理由のひとつです。

とある実験結果をご紹介したいと思います。

1.0m×1.0mの石膏ボードを2枚用意しました。

1枚には2.0cm×2.0cmの穴を開け、もう1枚には穴を開けていません。

冬季間、それぞれのボードを透過した水蒸気量を計測してみると・・・。

穴開きボードの透過量は30リットル、穴なしボードの透過量は1/3リットル

思ったよりも違いが出ました。

隙間が多いと、水蒸気も移動するんです。

冬季に室内の高温・高湿な空気が壁内に移動して冷たい外気で冷やされれば結露します。

これを壁内結露と言いますが、隙間の多い家(C値の大きい家)であれば充分起こり得ると思います。

昔の低断熱住宅であれば、他建物内外温度差が小さいいので、それほど問題にはなりませんでした。

でも今の高断熱住宅は建物内外温度差が大きいので、壁内結露がひどくなるかもしれません。

こんな点からも、隙間を無くす必要がある訳です。

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電話:03-3550-1311 

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上記をご確認ください。

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