防水・排湿対策を怠ると雨水や湿気の影響で、構造材や下地材が腐って劣化しやすくなります。

01月17付のアセットフォー日記となります。

今日の練馬・板橋の天気は晴れ

最高気温は16℃、昨日よりは低いけど、それでも春の陽気です。

上着の前にあるジッパーを外していても、暑かった💦💦💦

『FPの家 M邸』の工事写真をご覧ください。

 

通気野縁の写真です。

朝から取付を始めました。

野縁の上にラス網を張るので、野縁と野縁の間が通気層になります。

今ではすっかり当たり前になった外壁通気層構法ですが、この構法の一般化にFPの家が重要な役割を果たしていた事を知る人は意外と少ないんです。

この話は以前に書いた事があるので、ここでは割愛させて戴きます。

でも通気層構法の必要性だけは省く訳にはいきません。

通気層を設ける主たる目的は、住宅瑕疵担保責任保険の設計施工基準にも載っています。

外壁等(1次防水)から浸入した雨水の壁体内への浸入を防ぎ、通気層を通して外部へ排出する「防水」と、それとは別に、室内や壁体内の湿気を通気層を通して外部へ排出する「排湿」です。

通気層内を上昇気流が通ることで、防水層を常に乾燥状態に保つことができます。

また防水紙と外壁との間に隙間がある事で、侵入した雨水が防水紙に浸透する事無く通気層内を落下します。

某防水紙メーカーの実験によれば、通気層内の上昇気流速度が速いほど雨水の侵入する危険性は下がるという結果が出ているそうです。

また上昇気流により防水紙の内外に気圧差が出来るので、壁内の湿気も排出しやすくなります。

これも雨水と同様に、上昇気流速度に影響を受けると思われます。

通気層内の上昇気流速度を高めるためには、通気層内の温度を高める事。

そして通気層を厚くして、空気の摩擦抵抗を減らす必要があります。

一般的に通気層は15~18mm程度にする事が多いようですが、弊社が30mmの通気層を確保する理由はここにあるんです。

ただし通気層を厚くすればOKという訳ではありません。

写真のように、通気層内の空気が軒天に抜けるような通り道をつくる必要があるんです。

写真を良く見てください。

通気野縁の外側に軒天ボード下地が組まれているでしょ

そして軒裏に入った空気は、軒裏換気口や換気棟から外に排出されます。

出口がないと、空気って流れませんから・・・。

防水・排湿対策を怠ると雨水や湿気の影響で、構造材や下地材が腐って劣化しやすくなります。

当然、外壁仕上げや内装仕上げにも不具合が生じるでしょう。

結果的に建物の耐久性を下げ、余計な出費が必要になります。

出隅部分の通気大貫を撮ってみました。

野縁同様に、厚さ30mmの木材を利用しています。

こっちの写真の方が、軒天ボード下地との納まり具合か良くわかりますね。

ご存じでしたか

通気層は外壁だけではなく、屋根にも求められています。

その役割は、断熱材の外側に空気を流して湿気を排出することで、躯体や断熱材を守ること。

断熱層を密閉してしまうと、逃げ場のない湿気は断熱材に溜まり断熱性能を低下させます。

それ以上に、野地板や垂木といった周囲の木部の含水率が上がり、躯体の劣化が急激に進む原因になり得ることが問題です。

さらに、万一屋根材を通して雨水が浸入すれば、排水されずに留まることになります。

これも躯体の劣化を招きます。

要は外壁通気層と同じ理由です。

でも屋根の通気層の場合は、ちょっとだけ違うところがあります。

住宅金融支援機構「木造住宅工事仕様書」において、その厚さが30㎜以上を推奨している点です。

推奨する以上、何らかの理由がある筈でしょ

屋根で30mmを推奨するのなら、外壁でも30mmを推奨すれば良いのに・・・。

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電話:03-3550-1311 

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