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先日、南青山にて開催されたミラタップの新商品発表会に参加しました。
従来の発表会とは、だいぶ趣を変えた発表会だったらしいですよ・・・。
でも初めて参加した私にとっては、よくある新商品発表会でした。
どちらかと言えば、ショールーム自体に興味があったんですよね。
ミラタップの商品を一度に会して見る機会なんて、そうそうないでしょ?
実物をしっかりと吟味してやる!
その位の意気込みで臨みました。
行ってみると、紹介者の多くは設計事務所の方々でした。
やはり工務店の人間は、ミラタップを使いたくないのかな?
対するミラタップ側スタッフも、ひたすら設計者目線の話を展開していたので、やはり相思相愛なんでしょうね?
今回のメインがコレ!
石の塊を表現した手に届く価格のフルセラミックキッチン
GEORA
ジオーラ
¥798,000 /セット ~
石の塊をイメージするために、石ではなくセラミックを使って表現しています。
正面のパネル掛ける6枚は一般的なパネルと違い、1枚の大きなパネルを製作し、これをカットしているようです。
だから模様が全て繋がっています。
天板や側板も同様で、まさに石の塊といった風情でした。
この価格(材のみ価格)で、この質感か?!
とまずは驚きましたが、ディテールは結構雑で残念な部分も結構あります。
特に箱のつくりが安普請なのが気になりました。
でも一般ユーザーにしてみれば、コレが79.8万円から買えるんだ!
他メーカーに比べて安いのでは?
と感じちゃうんでしょうね・・・。
ここで、少しだけ見積もりについて書いてみようと思います。
あくまでも一般的な話です。
何かをつくろうと思ったら、そこには様々な費用が必要となります。
①材料費~梱包単位の材料費となります。
定価×値引き率(%)で表示する場合もあります。
12本入りの木材を1本使いたくても、12本分の費用を計上するのが一般的です。
残りを返品・結束・搬出・倉庫保管するのであれば、却って余計な費用が発生する事にも成り兼ねません。
今回のキッチンであれば、79.8万円~というのが、これに当たります。
ただし、現場で揃える材料も多分にありますのでお忘れなく・・・。
②施工費~加工・組立て・取付等の手間賃です。
工事日数×一人当たりの日当で計算するのが一般的。
半日仕事であっても、3人で工事を行えば日当×3人の費用が発生します。
この費用は、先程の金額には含まれていません。
③運搬費・搬入費・荷受け及び検収費・保管料。
読んで字の如し、現場まで運ぶのが運搬費、トラックの荷台からキッチンまで運ぶのが搬入費となります。
最近の配送は何時に着くか事前にわからないケースが多々あります。
着いた時点で荷受け人がいなければ、帰ってしまう事もあります。
当然、再配達分は有償ですから、何が何でも受け取る必要があるでしょ!
その為に待機させるのが荷受け人、また荷受けの際に荷を解き傷の有無や色柄の違い、欠品等をチェックするのが検収です。
現場に置かれた荷物を放置しておく訳にもいきません。
傷付けたり盗まれたりしないように管理は必要となります。
これが保管費です。
弊社商圏であれば、納品時に交通誘導員を立てるケースも多いんです。
こうした場合には管轄警察に道路使用許可を求め、手数料を支払う必要があります。
また当日は交通誘導員に立ってもらうための費用が必要となります。
何人必要かは警察の指導により変わりますが、大抵は2~3人が普通です。
④産業廃棄物処分費~梱包資材や発生残材・ゴミを分別収集し、建物外に搬出。
一時保管も含め、中間処分場へ搬入、処分するための費用です。
これらの費用だけではありません。
建設会社の経費だって必要となります。
この中には、社員の給料や事務所家賃・光熱費・福利厚生費・各種保険費用や税金・将来への投資 等が含まれています。
各担当者との遣り取りや発注・請求・支払い業務など、やらなければならない業務は多々あるでしょ?
また下請け・孫請けに発注する場合であれば、それぞれの工事費の中に、これが含まれています。
なお会社の経費については、一括していくらという書き方をする場合もあるし、各工事に分けて計上する場合もあります。
ちなみに弊社では後者を採用しているので、キッチンの品代にも当然会社経費の一部が計上される事になります。
ここで、ちょっと問題が発生します。
長くなりますが、敢えて書いてみます。
ミラタップ商品の特徴のひとつが『ワンプライスである事!』だと思います。
お客様がミラタップに代金を支払っても、お客様から代金を戴く工務店が支払っても、金額は変わりません。
一方、従来の商品にはいくつかの価格が存在します。
例えば定価100万円の商品があったとします。
メーカーが1次問屋に卸す金額①
1次問屋が2次問屋に卸す金額②
2次問屋が工務店に卸す金額③
工務店がお客様に販売する金額④
定価>金額④>金額③>金額②>金額①
となるのが普通で、それぞれの代金の中からそれぞれの販売店や問屋が経費を捻出している訳です。
当然商流により金額の多寡はあるし、最終的な販売価格にも大きな違いが生まれます。
最終的には工務店から『定価×○○%』的な金額が提示される事も多いと思います。
例えば100万円×60%で60万円という具合です。
また違う工務店では100万円×80%で80万円とか、100%で100万円なんて場合もあります。
同じ商品なのに買うところが違うと金額も違うんです。
何故!?
この限りなくグレーな感じが嫌がられるんでしょうね・・・。
なんとなく中間搾取をされている気がする訳です。
でもワンプライスなら安心でしょ!
どこが出しても同じなんですから・・・。
これが従来の価格とワンプライスの違いです。
でも工務店の経費は、どこに入っているの?
入っている訳ないですよね!
先程の①~④までの経費を別途計上したとしても、会社経費自体はどこにも計上されていません。
だから、これとは別に『ワンプライス品のための会社経費』として計上する必要がある訳です。
実は、これって施主支給品の場合にも同じ事が言えます。
ペーパーホルダーとかタオルバーみたいな小物であれば、計上すべき金額は微々たるもの。
でもユニットバスとかキッチンに至っては、かなり高額になります。
計上できなければ、値引きと同じで大損害です。
でも計上しにくいんですよね・・・。
だから弊社では、あまりミラトップは使いたくありません。
どうしても使いたいのであれば、売上金額から除外して施主支給品にしてもらいます。
請負範囲から外れるため保証対象からも外れてしまいますが、商品自体はミラタップが保証してくれるので問題ありません。
現金先払いとなるためお客様の負担は増えますし、銀行ローンにも組み込む事が出来なくなりますが、この点に関しては諦めてもらうしかありません。
少し長くなりましたが、今回は思い切って書いてみました。
見えにくい部分の費用を明確にする事で、その必要性が明確になると判断したからです。
商品代にこうした費用を加える余地が残されていないのであれば、あえて余地をつくるしかないでしょ!
「色々と理由をつけて金額を高くしているだけで、結局使いたくないんでしょ!」
なんて思われる事もあるかもしれません。
でも決して、そんな訳ではないんです。
但し、どんな商品であれ、適正な費用を戴けない工事はやりません!
そしてどんな工事であろうと、弊社は値引きをしません!
これだけは、昔から貫いている弊社のこだわりです。

posted by AssetRed
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