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先日、『FPの家 F邸』完成見学会の後に換気風量測定を行いました。
ちなみに、こちらのお宅ではNJKのルフロ400を採用しています。
ダクト式セントラルタイプの第3種換気システムです。
簡単にシステムを説明します。
青いダクトを通じて汚染空気(赤い矢印)をルフロ400に集めます。
ルフロ400からの排気は、赤いダクト一本です。
排気すれば建物内は負圧状態になるでしょ?
そこで外気に面する壁に設けられた自然給気口から、新鮮空気(青い矢印)が入って来ます。
排気と給気の量は、常にほぼ同じ筈でしょ?
だから汚染空気の出口および新鮮空気の入口を効果的に配置出来れば、空気の流れも計画通りに出来ます。
これがダクト式セントラルタイプの第3種換気システムを採用する理由です。
但し建物の気密性が悪ければ、計画通りに換気を行う事が出来ません。
ちなみに計画的な換気を実現するには、C値0.5㎠/㎡以下の気密性を求められると言われています。
先日の気密測定でF邸のC値は0.1㎠/㎡以下だと言う事がわかりました。
だから計画換気の実現は可能です。
あとはダクト施工の良し悪しです。
ダクトって長かったり、曲がりが多かったりすると空気を通しにくくなります。
途中で潰れているなんて論外でしょ!
ダクト施工の良し悪しによる換気性能の違いも大きいんです。
残念ながら計画換気って、換気計画を立て施工すればOK!という訳ではないんです・・・。
だから施工が終わったら、計画通りに機能しているかどうかを確認する必要があります。
その為に行うのが、『換気風量測定』なんです。
弊社では、天井に設けられた排気口それぞれの風量を測定しています。
測定には、こんな測定器を使います。
マノメーターと言います。
ノズルの先端を排気口中央の穴に挿し込めば、簡単に風圧を確認する事が出来るんです。
これを設計時に設定した風量と比較し、多寡があれば調整します。
でも、ここで問題になるのが風量と風圧の違いです。
設計風量は㎥/hという単位ですが、マノメーターで測定できる値はPaという単位です。
これを換算しないと、チェックできないんですよね。
でも大丈夫!
各排気口の風圧を計り、専用アプリに入力すれば風量に換算してくれます。
現地にiPadを持っていけば問題なし!という訳です。
では、測定の様子を簡単にご紹介します。
用意するのは、24H換気の設計図。
そしてマノメーターと脚立です。
排気口は天井に設置しているので、脚立がないと手が届きません。
もちろんアプリの入ったiPadも忘れてはなりません。
まず最初に行うのは、自然給気口の蓋を開ける事。
写真のように上側を全開して下側は閉めておきます。
そして排気口の開度を調整します。
写真は全開(開度5)の状態です。
外側のリングに刻印された位置に内側の穴が明いたお皿の三角形マークを合わせるように回します。
ちなみに写真では、開度4の状態にしています。
各排気口の開度は、換気設計時に設定されているので、まずはこれに合わせておきます。
全ての自然給気口を開け、排気口の開度を調整したら、換気システムのコントローラーのダイヤルを換気設計時に設定された値に合わせます。
コントローラーの写真です。
ちなみにダイヤルを『2』に合わせました。
ダイヤルは1~9まで0.5刻みの17段階。
数字が小さいほど風量が小さくなります。
さあ、測定開始です。
マノメーターのノズル先端を排気口中央にある穴に挿し、メーターを読みます。
これを各室ごとに測定し、アプリにそれぞれの排気口の排気圧を入力!
各排気口の風量がPaから㎥/hに自動変換されるので、設計時の値と比較します。
合計風量が少なければコントローラーのダイヤルを上げれば良いし、多ければ下げます。
個々の風量に相違があれば、開度を変えて再測定します。
とにかく、この繰り返しです。
設計通りの排気風量になったら、測定完了!
アプリのデーターを出力すれば、換気風量測定結果シートになります。
これを提出し施主に説明するまでが、弊社の責任となります。
もちろん、ご入居後のメンテナンスも重要なんですが・・・。
換気システムは設置してオシマイではありません。
設計通りに稼働しているかどうかを確認し、稼働状況に異常があれば正常な状態に是正しなければなりません。
ちゃんと機能する事を確認するまでが請負の範囲なんです。

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