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今日はスポーツの日。
アセットフォーはお休みです。
今回も、昨日の拙ブログの続きを書こうと思います。
そう、熱収支の話です。
前回の拙ブログで、内部発熱&窓からの日射取得熱により、暖房の必要な時期であれば収支の黒字化が可能だという事がわかりました。
もちろん日射取得を望めない敷地もあるし、家電が少ない部屋もあるので、家中の収支が黒字化するかどうかは家次第です。
ご自分で計算してみるのも良いかも?
では暑い夏はどうでしょうか?
外気温度35℃、室内温度25℃であれば内外温度差は10℃になります。
外皮面積が250㎡のUA値0.50W/㎡・Kの建物であれば、内外温度差が10℃の時に入っ来る熱は1,250Wとなります。
気積240㎡の建物であれば42W/Kの熱が入って来るので、温度差が10℃あれば420Wの熱が入って来ます。
これに漏気回数0.2回/hを足せば、入って来る熱は420Wから588Wに増えます。
玄関からの出入りや窓開けが多くなれば逃げる熱はさらに大きくなるし、レンジフード稼働による熱損失も冬同様に結構な量になります。
ここでも検討はしませんが・・・。
外皮から入って来る熱と換気+漏気により逃げる熱の合計は、1,250W+600Wとなりました。
約1.9KWです。
おっ、暖房時よりも少ないじゃん!
そう、夏の方が内外温度差が小さいので冬よりも必要熱量は少なくなるんです。
これなら2.2KWのエアコンを回し続ければ良いんじゃない!
これで収支が釣り合います。
メデタシ、メデタシ・・・。
残念でした。
こんな事にはならないんです😢
そう、家の中にある熱源のせいです。
暖房時には収入となった熱源全てが冷房時には支出になってしまうんです。
熱くなった分、エアコンが頑張らないといけません。
上図の内部発熱合計は10,616W。
全部同時に稼働するとは思えないけど、凄い熱でしょ!
この分を加味してエアコンの能力を考える必要があります。
もちろん内部発熱を減らす工夫も必要でしょう。
窓だって同じです。
日射遮蔽を適切に行わなければ、冷房負荷を大きくする事になります。
アウターシェードやグリーンカーテン等を有効に活用しましょう!
そうそう、躯体の断熱・気密性能を高める事も重要です。
UA値を0.50W/㎡・Kから0.35W/㎡・Kにすれば、1,250Wの侵入熱が875Wに減ります。
C値を2.0㎠/㎡から0.3㎠/㎡にすれば、漏気による熱損失はほぼ無くなります。
換気による42Wだけになる訳です。
合計熱量が約1.9KWから0.9KWに減るので、その効果は大きいと思います。
「冬暖かくするのは簡単です。問題は如何に夏を涼しくするかです。」なんて言葉を良く聞くようになりました。
その根拠は、ここにあったんです。
だったら、能力の高いエアコンを設置するしかないよね?
「大は小を兼ねるって言うじゃない!」
なんて人もいると思います。
でも過剰なエアコン設置は、別の問題を引き起こす可能性を含んでいます。
必要能力を超えたエアコンは、サーモオフしている時間が長くなるので除湿しない時間も長くなります。
エアコンは室内空気を冷やして結露させ、結露水を建物外に捨てる事で湿度を下げる仕組みになっています。
設定温度以下になればサーモオフするので、当然除湿もしません。
また送風状態のエアコンは熱交換機に付着した水滴を蒸発させ、室内に戻します。
その結果、室内が高湿状態になる事があるんでいよね・・・。
業界では湿気戻しと言っていますが、室温は低くても湿度が高い状態になる訳です。
決して好ましい環境とは言えないでしょ?
エアコン稼働+除湿機の複数台設置で湿度を下げる方も多いそうです。
電気代が高くつきそうですよね・・・。
再熱除湿タイプのエアコンを利用するという手もありますが、いずれにしても電気代が・・・。
省エネで快適な空間を実現するのって、本当に難しいんです。

posted by Hoppy Red
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