今回は、コルクタイルの優位性について書いてみようと思います。

先日の拙ブログでは、コルクタイルのお手入れ方法をご紹介させて戴きました。

 弊社OB宅の洗面・洗濯室

書いていて、ふと思ったんです。

あれ?

コルクタイルの優位性について書いたこと、あったっけ?

おそらく無かったと思います。

そこで今回は、コルクタイルの優位性について書いてみようと思います。

まずコルクそのものについて書いておきましょう!

コルクは主に地中海沿岸に生育するコルク樫の樹皮から作られる、軽くて弾力性に富む天然素材です。

ワインの栓や断熱材・掲示板などに広く利用されているので、皆さんにも馴染みのある素材だと思います。

続いてコルクタイルを使うメリットを順に挙げてみます。

①転倒安全性

コルクの微細な気泡による弾力性が、万が一転倒しても身体に伝わる衝撃をやさしく和らげてくれます。

またコルクフェルトやコルホーンなどの下地材をプラスすることで、より高い衝撃吸収性を得ることができます。

各素材の転倒時の衝撃吸収性を比較したグラフを挙げてみました。

このグラフで使われているG値は、物体が受ける衝撃の大きさを示します。

その値が小さいほど、衝撃が緩和され衝撃吸収性が高いことを意味します。

安全性の観点からみるとG値100以下が望ましいそうですが、コルクタイルのG値は121。

これをクリアするには、下にフェルト等の緩衝材を挟むのが良いようです。

ちなみに弊社では、2・3階のみ制振材としてゴムとフェルトの複合材を敷き込むようにしています。

1階にも同様に、敷き込む手もありそうですね?

意外な事にCFシートのG値は114との事。

コルクタイルの方が衝撃吸収性は低いことがわかりました。

②防滑性

コルクには1cm3あたり4,200万個という微細な気泡が含まれています。

これがしなやかな弾力性を発揮すると共に、高いすべり抵抗を発揮します。

すべり抵抗値(C.S.R)が高く、すべて許容範囲に収まっているのがわかるでしょ?

表面仕上げに関わらず、すべりにくくて歩行感のよい室内環境を実現できるんです。

③足裏温度

於 福岡大学 須貝研究室
●設定温度:10.0℃ ●床材の種類:コルク・塩化ビニル製床材・木質床材 
●測定条件:気温10℃に設定してある人工気候室において、室温と同じ10℃に冷えた床材に素足で2分間直立した状態を保つ。素足を床材から離した直後に熱画像測定を行う。

コルクの床は他の一般木質床材に比べて保温性が高く、床表面温度が下りにくいため、足が触れた時の放熱効果(ヒヤッとした感覚)を解消できます。

サーモ画像を見ると、コルク床>木質床>CFシート床という具合に表面温度の違いがわかると思います。

床から足の温度を奪われると足の血管が収縮して血液が流れにくくなります。

その分の血液は、躯幹部および頭部の温度を下げないように多く流れてしまい、“体の芯から冷える”状態になってしまいます。

また表面がベトベトしにくいため、夏場に裸足になっても快適です。

④吸音性・防震効果

コルクが生まれながらに持っている微細な気泡が、足音や物を落とした衝撃音などの生活雑音をやさしく吸収します。

またホールや図書館など、特に静けさが求められる空間でも抜群の防振効果を発揮します。

⑤延焼防止性

万が一の火災発生時にも、コルクが炭化・膨張することで炎を呼び込む空気の流れをしっかり遮断します。

延焼効果もバッチリです。

⑥断熱性

コルクの熱伝導率(断熱効果)は毛布とほぼ同じです。

断熱はもちろん、外部からの湿気の侵入を効果的に防ぎ、適温を維持出来るので、冷暖房費の低減にも貢献します。

⑦耐久性

コルクは表面加工によって、耐摩耗性のすぐれた床材になります。

たとえば、セラミック仕上のコルクタイルの場合、一般木質床材の2倍強という高い耐摩耗性を発揮。

土足での使用にも丈夫な表面仕上げでいつまでも変わらない美しさを保つことができます。

⑧耐水性

水に漬けていても、吸水率はわずかです。

吸い込んだ水分も素早く蒸発させ、元に戻ろうとする性質があるので水まわりの床材にも適しています。

⑨防虫性

コルクは組織構造が緻密であることに加え、他の木材より腐食しにくい細胞質を持っているため、ダニなどを寄せ付けません。

また、自然素材であること、表面が緻密で毛羽立たずホコリも出しにくいことから、各種のアレルギーにも強い建材です。

※アレルギー関する効果につきましては個人差があります。

どうですか?

ちょっと意外な点もあったのでは?

個人的にはCFシートのようにモデルチェンジがない点も評価したいと思っています。

そもそも天然物のため、同じ色・模様はありません。

でも表面の加工を同じにすれば、販売元が違っても違和感はありません。

ずーっと貼替えが可能なんです。

また300mm角のため、部分貼替えが可能な点も魅力的でしょ!

CFシートは切り貼りが出来ません。

貼替えに当たっては、上に載った設備を一旦移動する必要もあります。

どうしても費用&工期が余計に掛かっちゃうんですよね・・・。

弊社がCFシートから切り替えた意図、お分かり戴けたと思います。

コルクタイルって、なかなか良いでしょ?

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