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先日、久し振りにシンポジウムに参加して来ました。
第8回 持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム
~止めよう気候危機!~
弊社も賛助会員に名を連ねる『一般社団法人ロングライフ・ラボ』が主催するシンポジウムです。
第8回 持続可能な社会構築をめざすためのシンポジウム 開催 | 一般社団法人ロングライフ・ラボ【公式】サイト
詳しく知りたい方は、後でページをご覧ください。
今回の目玉企画は
アルピニスト野口健氏による、山から学んだ環境問題~気味う変動の実情~
でした。
本当に素晴らしいお話でしたよ。
でも、おそらく大勢の参加者がブログに挙げていると思うので、別の話題を書きたいと思います。
いつものトークショーも良かったんですが、賛助会員によるプレゼンも中々興味深い内容でした。
その中でも、Liv-Tech㈱のCO2を除去する砂が特に面白かったと思います。
弊社では、創業以来、長年に渡り省エネ住宅の建築を通じて気候変動に取り組んでいます。
気候変動対策と言えば、まず思い浮かぶのが、こうしたCO2発生を抑制する対策だと思います。
でも残念ながら、全ての排出をゼロにする事はできません。
だからこそ、大気中のCO2を取り除くCDR(Carbon Dioxide Removal)が必要となります。
上図では大気中に放出されるCO2を水道の水に見立て、2つのCO2対策を説明しています。
①排出削減~蛇口を絞り、流れ込む水を減らす。
②CO2除去~バスタブに貯まった水を取り除く。
排出制限だけでは、水が溢れる時期を先延ばしにするだけで、解決する事は出来ないでしょ?
でも貯まった水を汲み出してしまえば、溢れる事を防ぐ事が出来ます。
これがCDRなんです。
ではCDRには、どんな方法があるのか?って思いますよね・・・。
そこで今回、話題に上がったのが、Liv-Tech㈱のCO2を除去する砂なんです。
そして、この砂を利用したのが、ERW(Enhanced Rock Weathering)~岩石風化促進~です。
ここからが本題となります。
簡単にERWの仕組みをご紹介します。
これが会場でGetしたサンプルです。
実は貰いに行った時には既に無くなっていました。
そこで藤生社長にお願いして、最後の1袋を戴きました。
もらえてラッキーでした😊
ビニール袋の中には、薄緑色をしたパウダーが入っています。
これ、カンラン石の粉末なんです。
カンラン石はマグネシウムや鉄を主成分とするネソケイ酸塩鉱物の一群です。
地球マントルの主要構成鉱物であり、ペリドット(宝石)としても知られています。
カンラン石は雨や水・大気中のCO2と反応しながら、長い年月をかけて自然に風化する過程で、CO2由来の炭素を重炭酸イオンなどの形に変化します。
この風化作用を利用してCO2除去を図るのが、ERWなんです。
簡単に言えば、カンラン石の砂もしくは砂利を庭に撒けばいいんです。
芝を貼る際の砂の代わりでも良いし、建物の周りに撒く砂利の代わりでも構いません。
庭土に混ぜれば土質改良にもなるので、家庭菜園の収穫量や野菜の味が向上するようです。
簡単でしょ!
カンラン石の粒度により、CO2の除去速度が変わります。
細かくすれば表面積が大きくなるので早く除去するし、粒を大きくすればゆっくり除去するそうです。
岩石・鉱物を細かくして自然界で起きている風化反応を促進し、CO2除去に繋げる手法をERWと言いますが、Liv-Tech㈱ではカンラン石を活用するようです。
ERWの大きな特徴は、自然界に元々ある風化プロセスを活用する事。
大規模なCO2回収設備を常設する必要がなく、散布後は自然の反応で長期的なCO2除去を進めます。
CO2の再放出リスクが少ないのも特徴のひとつです。
国内にいくつかある採掘場から加工所へ運び生産、現場に運んで散布!
あとは、ひたすらCO2が除去されるのを見ていれば良いんです。
採掘・製造・運搬時のCO2排出量を抑え、大気中のCO2除去が出来るので、世間にも注目を浴び始めているようです。
今のところ、コストが高いのがネックですが、出荷量が増えれば落ち着いてくると思うんですよね・・・。
期待したいと思います。

posted by AssetRed
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