最新住宅市場への対策と高断熱・高気密に潜む落とし穴

最新住宅市場への対策と高断熱・高気密に潜む落とし穴』というセミナーに参加してきました。

①最新住宅市場への対策

②H25省エネ基準事例の紹介

③高断熱・高気密に潜む落とし穴

④ワンランク上の省エネ住宅仕様のご紹介

という内容の、3時間ほどのセミナーでした。参加者は60名、盛況です。

このところ、似たような内容のセミナーが続いていたため、①・②・④は、最初から期待せずに聞いたのですが、

やはり、収穫は少なかったように思います。

強いていえば、2020年のH25省エネ基準の全面施行(断熱性能の低い住宅は建てられなくなります。)が少し遅れそうな状況にある事。

それと、2020年で新築の半分以上がZEH達成、2030年で新築の平均でZEH達成の目標が、それぞれ、ZEH(年間一次エネルギー消費量が概ね0の家)とZEH Ready(一次エネルギー消費量がZEHの概ね125%の家)の合計という案が出ている事くらいでしょうか。(どちらも後ろ向きです。)

③は予想以上に、有意義でわかりやすいセミナーでした。その内容はというと、

最近の住宅は、サッシの気密性が高く、外壁や床に合板を貼っているため『気密性』が高いという話を聞きます。

H25省エネ基準の家であれば、『高断熱・高気密の家』を名乗る事ができるのでしょうか?

見ずらい資料で申し訳ありませんが、(画面はカラーでした。)’95年当時の工法別の実測C値となります。在来工法は1.0~5.0の間で平均2.9㎠/㎡位。2×4工法は1.0~5.0の間で平均2.0㎠/㎡位になっています。高気密と呼ぶには少し隙間が多い気がしますが、思ったより良いようです。

それでは、気密性能と断熱性能の関係はどうなっているのでしょうか?

これまた、みづらい資料で申し訳ありません。またしても白黒です。C値とQ値のかかわりの表です。

低炭素住宅相当(2.4W/㎡K)の家もC値が3.0だと、実質Q値は2.7W/㎡K(次世代省エネ相当)。ゼロエネ住宅相当の家(1.9W/㎡K)でもC値が3.0だと実質Q値2.2W/㎡Kになってしまうようです。断熱性能は計算Q値で評価しますが、気密性が悪いと現実にはそれほど暖かくない家になってしまうようです。(FPの家は大丈夫です。)やっぱり気密って大切ですよね。

その他、施工の良し悪しによる『断熱性能』の低下を赤外線映像で紹介してくれたり、換気システムの選定方法と注意点などもレクチャーしていただきました。

第一種(熱交換換気)システムは、室内の排気熱を給気に戻すため、第3種換気システムより省エネである。』という話を耳にすると思います。東京都での試算によると、その一次エネルギー消費量は前者が733MJ/㎡・年。後者(弊社が採用しているルフロ400)が702MJ/㎡・年となっていました。ルフロ400は、やっぱり省エネなんですね。ひと安心です。

近年、換気フィルターのメンテナンス不良やダクトの不具合による換気不良が増えているようです。メンテナンスはお住まいの方々に頼るしかありませんが、換気システムが機能しているかどうかは施工者側の問題です。お引き渡し前の風量測定を確実に行い、問題があれば改善する。『FPの家』では当たり前の事が出来ていない施工者がまだまだ多いようです。

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posted by t.arai

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