こんな本、見つけました。

こんな本、見つけました。

節電住宅

自然エネルギー利用の家づくり

白岩且久 著

同時代社 刊

自然エネルギー利用の空調システムで特許を持っている、高断熱高気密住宅が得意な工務店の社長が書いた本のようです。

変わった設備が沢山出てくるのかなぁーと思っていましたが、

きわめて基本的な事が、ご自身の失敗談なども踏まえて書かれています。

断熱材の種類や工法に偏りがなく、それぞれの特徴を活かした提案&施工をしている方のようですね。

新築・リフォームと手広く手掛け、断熱不足や気密不足でお困りの方のお手伝いをされている

まさに弊社のお手本のような工務店かもしれません。

本の中に「濡れたセーターと乾いたTシャツ」の話があります。

真冬に濡れたセーターを着て外に出る人はいません。でも、外出中に冬の雨にあったら、着ているセーターが濡れることがあります。

その場合、いくら暖かいセーターでも寒くなります。これは水が熱を伝えやすいからです。

やはり真冬は、セーターの上に風を通さない上着を着てでかけます。

またいくら乾いてもTシャツ一枚で真冬に外に出る人はいません。

乾いたセーターは、ウールに含まれている空気が断熱材になりとても暖かいのです。

シャツ一枚でしたら、いくら乾いていても空気の層が薄すぎます。やはり寒いものです。

真冬の外出に、人は風を防ぎセーターを着込み暖かくして出掛けるのに、

どういうわけか、自分の家では濡れているセーターか薄いTシャツ一枚か

ウィンドブレーカーなしのセーターだけという人がまだ日本では多いようです。

濡れたセーターは繊維系の断熱材です。

~中略(この間本文では、いくつかの事例を挙げて壁内結露のシュミレーションを行っています。)

水に濡れるともちろん断熱性能は落ちますが、構造材が朽ち、カビが繁殖してしまいます。

ましてや一度水を含んだら放出しにくいグラスウールですから問題です。~中略

乾いたTシャツというのは、断熱材が薄すぎることです。いくら乾いていても真冬に外に出るには薄すぎます。

マンションの屋上の断熱材が発泡ウレタンの40mmや発泡ポリスチレンの25mmでは薄すぎます。

また木造住宅の屋根に空気層もとらずにグラスウールの75mmや100mmでは、これも薄すぎます。

~中略

木造住宅の充填断熱で、壁の中に50mmくらいのグラスウールを入れた位では全く断熱の効果がありません。

暖房を始めると壁の中を上昇気流が発生し熱を奪い、とてつもないエネルギーロスになります。

これはウインドブレーカー無しでセーターだけ着て北風のなかを歩くようなものです。

断熱材をただ厚く入れればよいというものではあれません。

もっとも、現状の多くの断熱材の使用をみると明らかに薄すぎますが。

断熱材の使用は適材適所で気密と換気を組み合わせて考えることです。

~以下略

いかがでしょうか?

断熱材には、それぞれ特徴(良い所・悪い所)があります。

適した使用部位や、その使用方法(透湿対策や断熱欠損等)を考え、なおかつ施工をしっかりと確認する。

こうする事で、建物自体の耐久性耐震性健康・快適性を損なう事なく、夏涼しく冬暖かい住まいが実現出来るはずです。

高温多湿という環境の中で家を建てるためには、

断熱材の事、防露・気密や換気の事、木造住宅の特性(木材の乾燥収縮等)など

知っておかなければならない事がたくさんあります。

間違った選択は、大変な結末を迎える事だってあるんですから・・・。

でも大丈夫!

高性能ウレタン断熱パネルを使用する、『FPの家』ならば簡単に実現する事が出来ます。

その秘密は、またの機会に・・・。

 

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  posted by t.arai

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