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「DCエアコン」
知ってますか？
そう、AC・DCのDCです。
一般的なエアコンはAC（交流電気）で稼働しますが、このエアコンはDC（直流電気）で稼働するんです。
本日、13時30分～
浜松町のシャープ芝浦ビル24階で行われた
「DCハイブリッドエアコン説明会」
に参加してきました。
普及の進むZEHや太陽光発電自家消費時代に向けて、
創エネ・蓄エネ機器に加えて省エネ家電と連携する
住宅トータルで「電力をより賢く利用するシステム」の提案
という事で、プレゼンが始まりました。
まずは、カタログの一部抜粋から
DCエアコンではなく、DCハイブリッドエアコンなんですね。
なんのこっちゃ
ようするに、太陽光発電で作った電気を蓄電池に貯めて
HEMSで賢くDC家電を使う
という、先進的な取り組みの第一歩みたいです。
この時点で
蓄電池およびHEMSの利用に懐疑的な私は、腰が引けていました。
勉強不足の私は知らなかったんですが、エアコンの電力は、
10％が室内機
残り90％は室外機で消費されているみたいです。
しかも室内機はACで稼働させているのに、
室外機はわざわざDCに変換して稼働させているとか。
なんで
って感じですよね。
これまでのシステムは、蓄電池からのDCをパワコンでACに変換し、室内機を経由してDCに再変換
DCで室外機を稼働するというものでした。
今回のシステムは、蓄電池からのDCで室外機を可動させ、室内機は商用電力（AC）で稼働するようです。
ACもDCも使うから、DCハイブリッドという訳。
でも、以前のシステムだって両方使っていた訳で
ハイブリッドだったのでは・・・。
とにかく
これにより、複数のAC／DC変換によるロスを削減出来るのが最大のメリットだと思ったのですが・・・。
話を聞いていると、変換ロスって、約5％程度みたいなんですよ。
しかも、今回発表された3機種は200V対応機種のため
停電時には使用出来ないとの事。
昼間にPVからのDCを直接利用することもできません。
蓄電池によるロスで、5％なんて帳消しになるのでは・・・。
太陽光と商用電源の両方に対応するための、室外機へのAC/DCをそれぞれ配線する必要もあるし、
（電気工事費がかさみそうです。）
それをコントロールする為のHEMSは絶対条件のようです。
しかも、１システムでエアコンは１台しか使えません。
値段の割りには、ランニングコストは下がらないようだし、
結局、シャープ製のPVと蓄電池、HEMSを設置する方で
フラッグシップモデル（最高級）のエアコンを取付けたいという場合にのみ
有効なシステムのようです。
原子力発電停止状況下ですから、深夜電力はどんどん価格上昇すると思われます。
深夜電力や、昼間の余剰電力を蓄電池に貯めて、特別なエアコンに使うことを考えるよりも、
普通のエアコンを上手に使って、余った電力は、売電出来るうちに売ってしまうのが一番だと思います。
いかがでしょうか？
今後は、DC照明やDC冷蔵庫なども開発するような事を言っていました。
機会があれば、説明会に参加してみようと思います。
posted by t.arai
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