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『ＦＰの家　Ｓ邸』

近隣の方より、音に対する苦情を戴きました。

トントン、カンカンという槌打ち音やコンプレッサーや釘打ち機のドロドロ・ブシュッという音。

近接しているため、気になって仕方ないとの事。

遅ればせながら、足場に掛けたメッシュシートを

「防音シート」に掛け替えてみました。

近隣の方々からの音に対する苦情は、時々戴きます。

その都度、菓子折り持参で頭を下げて対応していましたが

根本的な対策はありません。

大きな音の出る工事の場合は、事前にお知らせをしてご理解戴くぐらいでしょうか。

防音シートの存在は気になっていました。

大きな工事現場なんかでみられる「アレ」です。

業者に、その効果を聞いたこともあります。

シートの遮音効果自体は期待できますが、足場の上を通過した音が上から伝播しますから

低層住宅の場合は、あまり期待できないでしょう。との事でした。

メッシュシートに比べて風通しが悪いから、風による倒壊の怖れだってあるかも。

価格的にもかなり高額であり、効果が期待できないのであれば採用する価値はないな。

というのが、当時の判断でした。

今回、別の業者に聞いてみると

「防音シートの効果は、施工状況（防音シートの高さ・音源または受音点からの距離・騒音の種類等）

により異なります。でも、概ね10～20㏈と良好な結果が得られるのでは。」との事

話が違うじゃん。

上図によると、現場の足場高さは7.0ｍですから条件クリア

シートから隣家の距離は1.0ｍ位、受音点高さは地上から1.6ｍ位でしょうか。

5ｍの場合より大分条件が悪いけど、足場高さは高いから、

半分の10㏈くらいは効果が期待できるかも・・・。

10㏈改善できれば、聞こえる音は半分くらいになるはず。

とりあえず、やってみようと思いました。

　グレー色のシートが防音シートです。

それなりに改善するはずだし、

「防音シートに替えてくれたんだ。」

こちらの苦情に対応してくれた事に、多少は理解が得られるかもしれません。

防音シートが良い仕事をしてくれるといいんですけど・・・。

 

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