住宅の省エネ化というお話 10

前回に続き、断熱に関する基礎知識について書きたいと思います。

 

 今回は、開口部設計のお話からスタートします。

外皮には、外壁や屋根などの断熱材を施工した部分と断熱材の無い開口部の部分が有り

開口部は、窓と出入口からなります。

出入口とは、玄関ドア・玄関引戸・勝手口など室内外の出入りに供するものを言います。

窓は「建具枠」と「ガラス」から構成されます。

金属製は、アルミサッシが一般的ですが、スチール製サッシやステンレス製サッシもこの中に含まれます。

金属製熱遮断構造は、金属製建具の奥行方向の中間部に樹脂製等の高い断熱性材料を嵌め込んだ構造です。

アルミ・樹脂嵌合サッシ等と呼ばれています。

金属・プラスチック複合構造は、屋外側に金属、屋内側にプラスチックを配した構造です。

アルミ・樹脂複合サッシ等と呼ばれています。

建具枠はその素材と構造によって断熱性能が異なります。

建具枠に使用される素材は、金属や木材、樹脂(プラスチック)等ですが、その熱伝導率には大きな差があります。

金属製の建具枠は熱を通しやすいため、樹脂や木との複合構造にして、より断熱性能を高めるものもあります。

ガラスには色々な種類があります。

ガラスの種類による断熱性能は以下の通りとなります。

日射遮熱性能は日射取得率(η:イータ)で表されます。

日射取得率とは、窓ガラスに入射した日射熱が室内側へ流入する割合を言い、

日射取得率が大きいものほど日射熱を室内に取り入れるので、暖房を重視する地域・部屋に適します。

逆に日射取得率が小さいものほど日射熱を遮断するため、冷房を重視する地域・部屋に適します。

 

次回は、設計計画についてのお話しをご紹介させていただきます。

 

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