謎です。

『FPの家 S邸』

クロス工事、もうそろそろ終わりそうです。

トイレの棚板廻りや

階段下の天井もきれいに終わっています。

 

水回りのCFシートも貼り終わりました。

これ、昨日のお話しです。

現場に到着。

朝の挨拶を交わしているとクロス屋さんが開口一番に言います。

「FPの家、やっぱり暖かいですよね。仕事していて助かります。」

えっ、暖かい。

こちらの現場、充填断熱工法を採用しています。

床・壁とも、FPパネルを使用し

天井にはセルロースファイバーを吹き込む仕様になっています。

イラストにすると、こんな感じです。

 

でも、セルロースファイバーの吹込みはまだ先の予定になってます。

天井には断熱材が入っていません。

こんな感じで、室内の温度は天井に貼った石膏ボードからどんどん逃げているはず・・・。

暖かいはずないんだけど

天井に貼った石膏ボードの上に厚さ400ミリ(沈降することを考えて700ミリ程度吹きます)のセルロースファイバーを吹き込まなければ、高断熱住宅にはなりません。

なぜ

考えてみました。

理由は、天井に貼った石膏ボードの上にある気密シートにありそうです。

天井に石膏ボードを貼る前に撮影しました。緑色のシートが気密シートです。継ぎ目には気密テープがしっかりと貼ってあります。

隙間を無くすことで、天井から空気や湿気が断熱材に侵入しない事を目的に施工しています。

通常、気密性の悪い建物の場合は下図のように床から壁、壁から天井裏に抜けた空気は屋根に設けられた換気棟から建物外に排出されます。

暖かい空気は軽く、冷たい空気は重いため、床や壁・天井では上昇気流が起こっています。

暖められた空気は外気に逃げ、冷たい空気が下からどんどんと侵入してきます。

寒い家の典型的な有り様です。

丁寧に貼られた気密シートと、床・壁および開口部廻りの気密処理がこうした空気の流れを無くし、暖められた空気が逃げるのを防いだのかも知れません。

幸い昨日は晴天でした。日射によって暖められた屋根からの熱が天井裏を暖めたのが原因ではないでしょうか?

断熱材が入っていたら、熱は逃げないけど暖かい熱も入ってきません。

なんだか勿体ない気がしますが、夏の事を考えるとこのままという訳にもいきませんよね。

上のイラストは、気密性能の低い家と高い家の体感温度の違いを表しています。

体感温度は放射によって自分の体と接触していなくても、周囲の「表面温度」による影響を受けます。

つまり同じ温度でも周囲の表面温度が高ければ暖かく、低ければ寒く感じるのです。

断熱性能が低いと夏は表面温度が上がり、冬は下がってしまいます。

今回の場合、天井の断熱性能は低いけど(無断熱なんですから当然です)日射で暖かくなっている為、表面温度は上がっています。

気密性能が低いとエアコンで暖めた空気や冷たい空気が隙間から漏れ、十分な性能を発揮出来ないばかりか電気代も高くなってしまいます。

気密性能が高い為、暖かい空気が隙間から漏れる事もありません。

イラスト右のような環境の中にいたから、暖かかったようです。でも日が陰ってきたら寒いと思いますよ

しっかりとした断熱・気密はやっぱり大事ですよね。

来る2月28日(日)および3月6日(日)

FPの家/S邸にて

完成現場見学会を開催します。

天井には、しっかりと断熱材が入り万全の状態で暖かい環境をご体感戴けます。

ご家族・ご友人、お誘いあわせの上、見学会にお越しください。

 社員一同、お待ちしております。

 

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  posted by t.arai 

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