医学と建築学が明らかにした住宅の断熱性能と健康との関連 13

 

前回に引き続き、堅苦しい話をお届けします。

今回は、断熱化の健康を下支えする役割というお話です。

私達の日常生活を維持する為には、必ず電気・ガスなどのエネルギーが必要です。

各家庭で使用する様々なエネルギーを、専門家は以下の分野に分けて整理します。

1.暖冷房

2.給湯調理

3.照明家電他

上図左の「これまでの普通の家」は、現在の一般家庭のエネルギー使用状況を表しています。

これに対して、住宅の断熱性を向上させる事で暖冷房に関するエネルギー消費を減らす事が省エネ住宅の狙いとなります。

このような「従来の省エネ住宅」に、エネルギー消費を小さい照明機器や給湯機器などの機械設備を設置したり、太陽電池を屋根に載せる事で住宅全体の省エネ化を図る方法もあります。これが機械設備依存型の省エネ住宅です。(最近ではスマート住宅とかメカメカZEHなんて言われたりします)

つまり省エネ住宅には、高断熱化するものと高断熱化しないもの(ホドホドの断熱化)の2種類が存在している事になります。

でも、高断熱化には私達の健康を下支えするという非常に重要な機能が期待されています。

健康な住宅には高断熱化が必須となります。

住宅を高断熱化した上で省エネ設備や高効率給湯設備を設置する事で「健康・省エネ住宅」が実現します。

機械依存型省エネ住宅の場合は、機械や設備の耐用年数を常に考慮しなければなりません。新築当初は省エネルギー住宅であったとしても、機械や設備はほとんどの場合10年~20年で更新が必要となります。

ゼロエネルギー住宅、大いに結構です。でも本来求められる省エネルギー住宅は、断熱性能や気密性能を高める事で住宅性能そのものを高性能化するものの筈。機械に頼るものではありません。

省エネ設備と上手に付き合い、でもそれに頼らない脱メカメカ住宅』を目指しましょう。

 

 

 

次回は、本物の住宅とはどんな住宅?というお話です。

引き続きお付き合いいただけますよう、よろしくお願いします。 

 

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  posted by t.arai 

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