高性能・省エネ住宅の為の基本9

性懲りもなく、堅苦しい話をお届けしています。

 今回太陽光発電の設置条件というお話です。

太陽光発電における日射量は年間発電量に影響します。

晴天日の多い地方は発電量が多くなり、晴天日が少ない地方は発電量が少なくなります。

つまり、瀬戸内海地方と山陰地方を比較した場合、晴天日の多い瀬戸内海地方の方が発電量が多くなります。

又北海道の場合は、梅雨が無い分東京よりも発電量が多くなると言われています。

真夏の場合、温度が高くなると過熱により発電量が少なくなる為、晴天が多く比較的寒冷な地方の発電量が多いとも言われています。

例えば北海道の太平洋側などがそうですが、その発電量の地域差は1割程度であり、どの地域においても採用上の問題はありません。

太陽光発電パネルを設置する方位と傾斜角によっても太陽光の利用効率は異なります。

方位については真南の設置が最も効率が良く、その他の方位ではかなり発電量に差が出てきます。

傾斜角については方位ほど発電量に影響を与えないので、屋根勾配についてはあまり気にする必要も無いようです。

晴天時の直達光は15000ルクス以上ですが、曇天時は7000~8000ルクス、日陰では3000ルクス程度になります。

太陽光発電は曇りでも発電しますが、日陰では発電しません。

北向きの傾斜地や山間部など、日照時間が短くなる敷地では年間発電量の概算よりも発電量が少なくなる可能性もありますから、日陰となる季節や時間帯を確認する必要があります。

積雪地帯では期待された発電量が得られない場合もあります。

晴天時に日差しが強い地域や日照時間の長い地域では、積雪時の発電出来ない事があってもその影響は少ないかもしれません。

太陽光発電パネルを屋根に設置する場合は、角度を付けないで平面に設置するなど風対策の工夫も必要です。

積雪地では、発電用の機器・部材が積雪による荷重に耐えるように設置し、太陽光パネルからの落雪にも注意が必要となります。落雪によりカーポートや自動車・隣家家屋に損傷が及ばないように雪止め措置を検討してください。

架台を採用する場合は、屋根や躯体にしっかりと固定する事が必要です。

塩害に注意が必要な地域は、防錆措置も必要になります。

次回は、日射熱の利用いうお話です。

引き続きお付き合いいただけますよう、よろしくお願いします。 

 

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