高性能・省エネ住宅の為の基本12

性懲りもなく、堅苦しい話をお届けしています。

今回日射熱の利用(採光)というお話です。

日射熱利用の最もシンプルな方法は、採光と日射熱を室内に取り入れて暖房負荷を削減する事です。

太陽光を積極的に活用する為に開発された手法の一つがソーラーハウスであり、太陽熱をさらに活用させて、暖房効果を得る為の方法がパッシブソーラー暖房となります。

日射熱を取得する主要な部位は開口部で、主要な開口部を南向きにする等方位や大きさに配慮した平面・開口部計画が重要です。

地域の気候特性や立地条件による、集熱・開口部の断熱保温・蓄熱の3つの建築的手法のバランスを考えて、設計を行う事が大切です。

日射熱利用技術の検討は以下のように行います。

冬季の蓄熱は室温を安定して保つのに有効な技術です。

日中は熱を吸収してオーバーヒートを防ぎ、夜間は吸収・蓄熱した熱を室内に放出して室温低下を防ぎます。

夏季の蓄熱は、夜間の冷気を蓄熱して、日中に放出し冷却効果をもたらします。

蓄熱に有効な建築部位対象は床・外壁・間仕切壁・天井で、室内に持ち込まれた家具や什器等の熱容量にも蓄熱効果が期待出来ます。最も重要なものが熱容量で、蓄熱部位の熱容量が大きい程室温変動が抑えられます。

 

次回は、外皮の断熱というお話です。

引き続きお付き合いいただけますよう、よろしくお願いします。 

 

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