隙間の実力?

建物の隙間についてのお話しです。

本来あるべきでない隙間が多いのか、少ないのか

一般的には、気密性の高い低いで評価します。つまり、隙間の多い家=気密性の低い家と言うことですね

気密性能は、家中の隙間面積の合計を延べ床面積で割った値(C値)で表す事が出来ます。

C値が大きい程、気密性能が低く隙間が多い家と言う事になります。

それでは、気密性が低い家と高い家では何が違うのでしょうか?

財団法人 住宅・建築省エネルギー機構 刊/住宅の次世代省エネルギー基準と指針の中に、こんな資料があります。

 

住宅を気密化する事で得られる4つの効果を示した図になります。

この中の、1及び2に関する事を少しだけ述べたいと思います。

建物の断熱性能はQ値という数値でわかります。

これは、建物の外皮から逃げていく熱量を延べ床面積で割ったもので、その値が小さい程断熱性能が高い事を表します。

Q値を算出する際には、換気による熱損失も考慮していますが隙間からの熱損失は考慮されていません。

つまり隙間が多い家と少ない家を比較した場合、同じQ値であっても実際の暖かさに違いが出るという事です。

Q値とC値の両方を考慮したものを「実質Q値」と言います。

似た言葉に「実測Q値」というものもあります。

そもそも計算により求められた「計算Q値」が実際にどの位正確なのかを判断するには、計測機器を設置して実際の建物で測定するしか方法がありません。

こうして得られた実際のQ値を実測Q値といい、計算により求められたものをQ値と言います。

実質Q値は、Q値+C値/10で求める事が出来ます。

例えばQ値2.7/C値2.0の家の場合の実質Q値は

2.7+2.0/10=2.9となります。

こんな表を作ってみました。ご覧ください。

 

「住宅評判ナビ」と言うホームページにある

「大手ハウスメーカー(18社)のQ値・C値ランキング」に

実質Q値を加え、その順位を「真順位」として右端に記載してあります。

さすが、各メーカーとも「高断熱商品」だけあって中々の成績です。

ちゃっかり、FPの家/スーパーQテクノロジーとFPの家 S邸も載せちゃいました。

Ⅳ地区での評価としています。

興味深いのは、16位のダイワハウス以下の建物では

実質Q値で評価すると

次世代省エネ基準を下回ってしまうと言う事です。

「等級4を取得しています」と豪語している建物ですが、C値を考慮すると「基準以下の住宅」と言う事になっちゃいます。

2020年以降であれば法律違反の建物になるという事ですから、由々しき問題だと思います。

上の表を見ていると、もうひとつ気になる事があります。

気密測定をしていないのに、C値の記載がある商品が以外とあるんですよね・・・。

なんか不思議です。

建物は一件一件C値が違います。同じ間取り・仕様であってもです。

どんなカラクリがあるのでしょうか?

本日、10時から4時30分の間

『FPの家 S邸』完成現場見学会を開催いたします。

エネルギーを無駄にせず、家じゅうどこでも隅々まで暖かい

魔法瓶のような「FPの家」をご体感できます。

木の骨組みに無垢の内装材や自然素材をたっぷりと使っています。

空気の味が違います。

おいしい空気、味わってみませんか?

先程の表も貼ってあります。

ご興味のある方は、お声掛けください。じっくりとご説明させていただきます。

スタッフ一同お待ちしています。 

 

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