すじちがいな話

役割分担や責任の所在を明確にしておかないと、担当外の苦情に追われる事もあるでしょう。『すじちがい』というやつです。

すじちがいとは、はすかい(斜め)という原義から手続きに外れること、見当違いという意味もしくは、はすかい・斜めに交わった状態を指します。

そこから建築物の軸組を補強する斜め材を指す建築用語にもなりました。

広辞苑のすじかいの項には、東寺文書治承3年『筋飼木』との記述もあり、12世紀から存在するらしい・・・。

 

歴史好きの方ならご存知かもしれません。東京都千代田区神田の昌平橋と万世橋の間にあった『筋違見附門』。

江戸城36見附の1つであり、今もこの地に説明書きが残されています。

筋違の名は、この城門が江戸城から上野寛永寺に至る将軍家の御成道と、日本橋を起点に通じる中山道が斜めに交差している事から名付けられたらしい。

本来の筋違(筋交とも表記する)とは、建築物の軸組み工法において補強材として挿入する斜め材を指します。

4辺形に組まれた軸組に対角線上に斜め材を入れる事で、暴風や地震がもたらす水平方向にかかる負荷に耐え、4辺形が菱形に変形するのを防ぐ役目を持ちます。

現在のように無地震対策として用いられるようになったのは、大正時代といわれています。それは、1919年に日本で初めて制定された市街地建築物法で、関東大震災前後に筋違を規定した記述がある事から推察できます。

というのも、明治時代の工学博士・中村達太郎著『日本建築辞彙 』には筋違の記述がわずかにあるだけで、当時はまだ普及していなかったと考えられるからです。

1950年に建築基準法が制定されて以降、大地震が起こるたびに耐震基準が見直されてきました。筋違の規定はもとより接合部である継手、仕口の緊結方法や仕様まで規定されるようになっています。

新しい筋違(耐力壁)がどんどん開発され、その強度・施工性は飛躍的に向上しています。

すじちがいな性能を持った住宅では困りますが、筋違の技術が進化した耐震・制震住宅は大歓迎ですよね。

  

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  posted by Hoppy Red

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