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太陽の放射についての話です。
太陽放射のパンチには、フックもアッパーもありません。
打ってくるのは常にストレートです。
ということは、パンチの延長線上から『窓』という弱点さえ外しておけばダメージの軽減が可能です。
幸い、年間を通じて太陽がどこからパンチを繰り出してくるかはリサーチ済みです。
太陽放射によるダメージを軽減するプロテクターには様々な種類があります。
どの窓にどんなプロテクターが適しているのか・・・。
対戦形式で見てみましょう。
南方向の対戦です。
単層ガラス＋庇 VS Low-Eガラス
何面は太陽高度が高いので軒や庇があれば放射を簡単にカット出来ます。
ただ庇や軒の出が大きいと、冬の暖かい日差しも入りづらくなるのが悩ましいところです。
西方向の対戦です。
複層ガラス＋よしず VS Low-Eガラス
東西面の日差しは低い位置から入ってきます。
いくら庇や軒の出を大きくしても、それだけでは不十分です。
そこで活躍するのが昔ながらのスダレやよしず。
これさえあれば高性能ガラスにも勝つ事が出来ます。
こうして見ると、昔ながらのローテクなプロテクターも意外と性能が高い事が分かります。
新しければよいという訳でもなさそうですね。
つづく・・・
山田浩幸 著/エアコンのいらない家/エクスナレッジ 刊
やっぱり、ボクシングなんですね・・・？
posted by Assed Red
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