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機能ガラスとは、省エネ・結露防止・防犯・防災・破損時の安全性など、より快適な生活環境を創るための機能を備えたガラスの事です。
大きく『複層ガラス』・『合わせガラス』・『強化ガラス』・『鏡』の4種類に分ける事ができます。
最近耳にする『エコガラス』や『防犯ガラス』も機能ガラスです。
また透明ガラスや型板ガラス・網入りガラスなどは、『一般ガラス』と呼ばれています。
シリーズで機能ガラスについてのお話をご紹介します。
では、始めましょう。
第１回目は複層ガラスについてのお話です。
複層ガラスは、2枚のガラスの間に中空層をもたせた断熱ガラスです。
一般的な透明ガラスの2倍の断熱性能を持ち、結露しにくくなります。
室内ガラス表面の結露は、暖かい室内側の空気に含まれる水蒸気が、ガラス表面で冷やされ水滴となり発生します。
複層ガラスにする事で、中空層の断熱効果により結露しにくくなります。
ただし湿度が高い場合は、複層ガラスと言えども結露する場合があります。
室内の換気を励行する。
洗濯物を室内に干さない。
など湿度を下げる工夫も必要です。
ご使用にあたっては以下の点にご注意ください。
2枚のガラスで中空層を密封するために封着材を使用しています。
時間が経つと封着材が劣化し、中空層の密閉が保てなくなる場合があります。
その結果結露が発生する事があり、これを内部結露と言います。
中空層内に結露が発生し始めたら、複層ガラスの交換時期とお考えください。
尚、メーカーの保証期間は10年になっています。
温度や気圧の変化による中空層の圧力変化により、2枚のガラスがたわむ事があります。
この場合、反射像の歪みが目立つ事になりますが、これは複層ガラスが密閉構造である為避ける事の出来ない現象です。
複層ガラスを斜めから透視すると、縞状の模様が見える事があります。
これは光の干渉によって見えるものであり、異常ではありません。
こんなところでしょうか。
次回はエコガラスについてのお話をご紹介します。
posted by Assed Red
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