柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺

『FPの家 H邸』

雨が降る中、粛々と解体工事を進めています。

今日の作業は『1階壁の撤去』です。

3人で一生懸命頑張っている様子をご覧ください。

リビングから見た浴室の様子です。

もう2階の床も無く、光と共に雨粒が落ちてきます。

 

浴室の回りに積まれた『腰高のブロック』をハンマーで叩き壊している様子です。

あっと言う間に、壊れてしまいました。

洗面所から玄関を見た様子です。

下駄箱も、もうありません。

上を見上げるとこんな感じです。

洗面所にも雨漏りによる腐食がありました。

やはり霧除け庇の取合いからの漏水です。

外壁防水紙を板金が貫通している為、水が回っていたようです。

これから浴室側の壁を壊し、そこから小型の重機を自走させて建物内に入れるそうです。

本来であれば、大型の重機を庭に据え付け一気に壊してしまうところです。

でも接する道路が狭い為、大きな重機が入れられません。

庭に接している道路は余りにも細く、小型の重機すら通る事が出来ません。

もう一方の道路は敷地の手前までは4メートル確保出来ています。

でも建物が邪魔で重機が入れられません。

そこで手壊しを行っていた訳です。

壁が壊れれば、そこに重機を入れる事が出来ます。

でも小型の重機だと、小屋組みまでブームが届かないはず。

どうやら、床を壊さずにその上に載せてしまうようです。

床上からなら、なんとか届きそうです。

これで、一気に2階部分を壊せそうですね。

とにかく、安全にお願いしますよ。

 

ところで、こんな俳句ご存知でしょうか?

『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』

そう、正岡子規が詠った俳句ですよね。

法隆寺のたたずまいは、日本の四季の移り変わりにも似合っています。

木造建築の空間構成として、情緒の心を大切にした日本人の感性を表しているとも言われています。

その法隆寺は推古15年(西暦607年)に建てられたのは周知の事、なんと1400年前から建っている木造建築の代表です。

木材の風化速度は1年間に0.03mmと言われています。

100年間風雨に晒されたとしても、表面からほんの3mm程劣化するだけ。

一方、鉄の劣化は1年間で0.05mmだそうです。

一般的に使用されている2.3mm厚さの軽量鉄骨が両面から錆びると、計算上わずか25年足らずで錆びの塊になってしまいます。

その為に表面の防錆塗装が必要になりますが、塗り直しが簡単に出来ない部分は劣化を防ぐ事は出来ません。

最も、木材だって腐朽菌やシロアリ等の虫害に合えば劣化してしまいます。

木材も鉄も湿気対策が重要な事に変わりはありません。

ところで、我が国における『一番古い集合住宅』をご存知でしょうか?

正解はコレ!

そう、軍艦島です。

鉄とコンクリートで作られた、この建物はわずか100年でこの有様です。

いくら人の手が入らなくなったからと言っても、酷過ぎると思いませんか。

築1400年の法隆寺と築100年の軍艦島、比べるのはあんまりでしょうか?

でも、どうやら『鉄は木よりも長持ちする』というのは、間違った思い込みのようですね。

 

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