家のはじまり

アセットフォーはお休みです。

古代史が好きな建築関係者として、今回はこんなお話をチョイスしてみました。

古代住居の知恵についてというお話です。

縄文時代は一万年以上も続きました。

 

人々は冬の寒さを凌ぐために、地面に深く穴を掘り、地球の暖かさを享受する事が出来ました。

これは、竪穴や横穴に越冬する動物たちと同じ知恵でした。

地球に降り注ぐ太陽熱は、土に伝わり半年かけて地下3~5メートルのところまで届きます。

竪穴式住居は穴を掘ることで、その暖かさを冬に求めている訳です。

夏には土のひんやりとした冷たさが、そこにはあります。

海や山で狩猟と採集をしながら、森と共生していたのが縄文人です。

身近にあった栗の木も家の骨組みに使っていました。

石で出来た道具には、栗の木が加工しやすい木だったのでしょう。

屋根の構造は江戸時代から続く民家つくり方と同じです。

壁が無いだけだと思ってください。

多くの遺跡を見ると、その草屋根には土を被せた建物も多かったようです。

なるほど、土屋根は防水性や気密性が良くなります。

屋根の草や枝も腐りにくくなります。

こんな竪穴式住居は、平安時代(794~1185年)まで継続して使用されました。

調理や暖房に必要な『炉』は、様々な工夫がされて発展していきますが、民家にみるような竈になるのは平安時代に入ってからだといいます。

竪穴式住居は、直径5メートル前後の大きさが標準でした。

それほど大家族ではなかったようですね。

これは当時の人の平均寿命が今のように長くなく35歳前後であった事と、生産能力が高くなかった事、女性中心の家族制度であった事にその理由があるようです。

こんなところでしょうか。 

新「そらまどの家」-伝統と未来をつなぐエコハウス-

丸谷博男 著

萌文社 刊

一部抜粋・加筆修正して掲載させていただきました。

 

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   posted by Hoppy Red

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