『不易流行』

1985年04月 FP工法誕生

1986年04月 FPグループ北海道地区本部発会

1987年07月 FPグループ東日本地区本部発会

1989年09月 石狩工場創業開始

1990年05月 FPグループ全国本部設置、FPグループ地区本部統括

    07月 FPグループ中四国支部発会

1992年10月 九州工場創業開始

1993年02月 FPグループ北信越地区本部発会

1994年09月 FPグループ関東地区本部発会

1995年04月 FPグループ西日本支部発会

1997年04月 FPグループ東日本地区本部よりFPグループ北日本地区本部分離発会

          FPグループ中四国支部とFPグループ西日本支部を地区本部に昇格

1999年10月 水発泡による硬質ウレタンフォームを用いたFPパネルに変更

2000年04月 FPグループ関東地区本部を北関東・南関東に分離・発会

          FPグループ西日本地区本部を東海・関西に分離・発会

2001年04月 埼玉工場操業開始

    11月 岐阜工場操業開始

現在に続く・・・

『FPの家』グループの歩みを当日配布された資料からご紹介しました。

札幌の地で生まれた『FPの家』は、まだ『高断熱・高気密』なんて言葉が知れ渡る前の中で、その可能性や必要性を求めた会員の手にによって作られていきました。

先人の方々による数々の失敗や工夫・改善・改良を重ねつつ、現在の形に進化します。

そこには、確固たる信念や「俺がやらねば誰がやる!」といった使命感が溢れていたでしょう。

物心がついた時、目の前に『FPの家』が当たり前にあり、それを作ることに対して何の思い入れもない。

もしかしたら・・・

そんな次世代の経営者もいるのかもしれませんね。

  

誕生から30年を経て、札幌の地に集まった

創業の志を持ち続けた会員と次世代を任された会員が一同に会した一大イベント

『FPの家』グループ誕生30周年記念全国大会が

2016年10月18日 全国青年部会

         19日 本大会

の両日に行われました。

我らが南関東地区の二宮社長の挨拶から始まった全国青年部会。

各地区の事例発表会では、様々な取り組みが報告され、色々な気づきやヒントが散りばめられた素晴らしい成功譚・失敗譚を聞くことができました。

先代の弊社社長が、よく話していた事を思い出します。

「経験を踏まえた『想い』や戦略・戦術を聴きたいのであれば、いくらでも協力するよ。」

「でも結局それを活かすのか活かせないのかは、それを聴いた人の行動にかかっている。」

「聴いて勉強したつもりになっても、実行が伴わないのであれば何の意味もない。」

「そうした人を見ていると、空しくなる事もあるんだよね。」

同じ業界の人であれば、ある意味競合相手でもあります。

そんな相手に自分が苦労して築き上げたものを只で教えるなんて事は本来であればあり得ない事でしょう。

でも、それが出来るのも当グループの素晴らしいところだと思っています。

会員間の企業としての規模や周辺環境には大きな隔たりがあり、聴いた事をそのまま運用する事が必ずしも得策だとは思えません。

その中にある本質を見極め、自分なりにモディファイし、活用の仕方を考える。

協力できる事があれば、地区を超えて協業する事もいいと思います。

特に、PJ倶楽部の取組み『パンイチくん』を活かした戦略・戦術には大きな期待をしています。

出来る事があれば、是非ご一緒したい!

北海道博報堂の長岡晋一郎氏による、『心をつかむコトバ』という基調講演も興味深く拝聴しました。

この模様は、全国のグループ会員に同時配信されていた様子。

発表者の1人として恥ずかしいけど、少しでもお役に立てれば・・・。

という想いです。

無事、初日完了。

この夜の盛り上がりは相当なものだったようですね。

私はすすきのの片隅でひっそりと時間を過ごしました。

本当です・・・。

翌日は早々にホテルを離れ、近所の北海道大学植物園で散策としゃれこみました。

 

紅葉が始まった木々の間を歩きつつ、まだ残っている花々を見て心を和ませていましたが、お目当ては数々の重要文化財です。

 

 

どれもが、古ーい木造住宅。

結果として超長期に渡って残されている建物群です。

その風情たるやサイコー。

廻りの緑にも映え、見事な雰囲気を醸し出していました。

長い間、ここに住む家族の生活を守り続けてきたんですよね。

これらを見ると、建物はたんなる器ではないことを深く感じます。

ましてや設計家の作品や商品でもない。

あくまでも生活者の為のものであり、そのための工夫を最大限に凝らす必要を改めて強く感じました。

こんなものもありましたよ。

樹齢17年のハルニレの樹の断面にタグが貼ってあります。

タグには、1853年 黒船来航とか1837年 大塩平八郎の乱なんて書いてあります。

樹は黙って私達の行いを見ていたんですよね。

勿論FPの家の変遷だって見ていた事になります。

評価のほどはいかがですか?

聴いてみたくもなりますね。

 

さあ、本大会です。

主催者・来賓の方々からの御挨拶

災害対策組織からの報告

コンサドーレの野々村社長による基調講演に続き

新建新聞社の三浦社長による基調講演がありました。

タイトルの『不易流行』はその時に出た言葉です。

先代の経営者は何を伝えたいのか

次世代の経営者は何を行うのか

30年と言われる企業の寿命を超えた『FPの家』グループ各社に与えられた命題です。

これまでのFPの家は、

全体の中の20%ほどに当たるコアな層をターゲットにして来ました。

残りの80%はこのままでいいのでしょうか?

会社の規模はどうする積りですか?

地域密着?

商圏を拡げますか?

性能だけでいいと思いますか?

デザイン?

一条工務店は、『低価格・性能戦略』で爆発的に数を伸ばしています。

ここで個人的に注目したいのは、性能ではなく性能という事です。

ユーザーにインパクトを与える値を提示し、その意味を精査する暇を与える事なく洗脳してしまう。

その可否を判断する事はこの場では行いませんが、充分に比較・検討する事態ではないでしょうか。

当グループが意識的に行ってきた性能に対するこだわり

C値・Q値(Ua値)等々・・・。

温熱環境という判断しにくい部分をわかりやすくする為にとった戦術が

却って性能値の向こうにある、快適性能や健康性能・耐久性能・施工性等々を置き去りにしている。

こうした部分をもう一度掘り起こし、

誰のための

何のための

FPの家なのかを

再発見しなければなりません。

講演の後に行われたパネルディスカッションは

代々の当グループ会長3人(二宮氏・川上氏・山下氏)と次世代社長の3人(二宮氏・工藤氏・高橋氏)による

「受け継ぐべきこと、変えていくべきこと~FP工務店の不易流行をみんなで考える」というテーマで行われました。

熱のこもったやり取り、見物でしたよ。

三浦社長の見事なハンドリングで楽しく有益な時間でした。

同時配信で見られた方も大満足だったんではないでしょうか。

FPの家グループは、

何を守り続け

何を新しくするのか

各社に突き付けられた命題

各社の動向には目を離せませんね。

いずれにしても、

お客様目線が重要である事に変わりはありません。

地域密着

規模を拡大しない

こうした弊社の取組みは現状維持のつもりです。

何を変えるのか・・・。

早急に考えないといけません。

 

最後はサッポロビールクラシックと海鮮丼を食べて来ました。

北海道札幌の地で話し合った会員の皆様

ありがとうございました。

頑張りましょう!

次の30年を目指して。

変わらないもの

変えていくもの

大切にしたいですよね。

そうそう、床下エアコン編は次の機会をお楽しみに・・・。

 

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