無気密と高気密

先日参加した、『NJK研修IN開発研究所』

についてのリポートです。

NJKとは株式会社日本住環境の略称。

弊社の取引先です。

室内換気システムや躯体換気部材、気密・防水部材等を扱う『実験好きな会社』です。

以前から参加してみたいセミナーのひとつでしたが、中々日程が合わず参加する機会を得る事が出来ませんでした。

千葉県松戸市にある研修施設および開発研究所の一部を使っての半日セミナーは、中々有意義でしたよ。

こんなチラシに興味を持たれた方々が、10名程度集まるそうです。

今回は6名+2名(後から合流した方々)でした。

チラシには「女性でもルーフスペーサーの簡単施工を体験できますよ♪」と語るヘルメットを被った女性の写真がありました。

ちょっぴり期待していたのですが、来ていたのはおじさんばかり・・・。

馬橋駅までワゴン車で迎えに来ていただいたんですが、待ち合わせ場所に着いてビックリ!。

FPCのI社員がいるではありませんか。

話を聞いてみるとO社員も来るとの事。

まさか、こんな所でバッタリ会うとは・・・。


実物大のモックアップ模型を使った施工体験も出来るそうで、大工さんや職人さんを対象に施工研修も行う事があるようですね。

  

色々な断熱材を使った、正しい施工方法が実物を使って展示されています。

残念ながら、FPパネルの展示はありませんでした。

NJK社員曰く、FPパネルも展示してみてはいかがですか?

どうなのよ?FPCのみなさん!

検討してみたらどうでしょうか。

参加している方々は、あまり興味なさそうでした。

こんな面倒な施工をいちいちやっているんですかね。

この写真、弊社でも床パネルと柱の気密をとる為に日常的にやっている施工です。

でもよく見ると少し違います。

オリジナル部材を使っているんですね。中々施工性も良いし、気密性も高まりそうです。是非採用したいと思います。

オリジナル製品の宣伝もしっかりとしてありました。


NJK社員による、防湿・気密シートの施工方法のレクチャーも行われました。

 

弊社では、セルロースファイバー吹込み工法による天井断熱の場合にこのシートを使っています。

厚さが0.2mmもあり、コシが強いポリエチレンシートです。

強く引っ張っても破れる事がないため、施工性が良いのが特長。

重ね合わせ部分もシワが出来にくく気密テープが貼りやすい為、C値も高くなります。

より透湿抵抗の高い『ダンシーツ』というアルミ蒸着シートもあるそうなので、こちらの検討もしたいと思います。


『無気密と高気密』と題されたセミナーは、撮影禁止でしたので記憶を頼りにざっくりお伝えします。

冒頭、釣本講師の口から発せられたのはこんな話でした。

今、話題の『ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)』には2つあります。

ZEH、ご存知ですよね。

下図のように、ご家庭で消費するエネルギーを太陽光等の創エネ設備により正味ゼロ以下とする住宅を云います。

家庭で消費するエネルギーのうち、テレビや電子レンジ等の家電が消費するエネルギーは除く事になっています。

ゼロエネだから、電気代やガス・灯油代等がゼロ円になる訳ではありませんのでご注意ください。

収支を大きな創エネ設備や高価な設備機器に頼る『メカメカZEH』と

断熱・気密や採風、蓄熱、日射遮蔽・日射取得を高度にコントロールする事で、創エネを最小限とする事が出来る『パッシブZEH』がその2つです。

後者は家の基本性能を高めた『高性能低燃費住宅』とも言えるでしょう。

先に挙げたパッシブZEH実現に必要な性能は、近年様々な媒体で説明がなされていますが『気密性能』については全くと言っていいほどなされていません。

という事で

気密性能の有無による様々なメリット・デメリットも、『無気密・高気密』の住宅として比較していただきました。

Ua値が良くてC値が低い家の問題点

C値の大きい家と小さい家の温熱環境比較等も、サーモ画像を中心に説明がありました。

気密が高い方がメリット多いのは当たり前ですよね。

気密の高い低いを判断するための値が『C値』です。

C値という言葉も近年になって、ようやく知っている方が増えたという位でしょう。

C値を小さくするのは大切です。

でもC値が良ければ問題ないのでしょうか?

この辺りの事を

『n値(隙間特性値)』や『ACH(50Pa時の漏気による換気回数)』の紹介

それらがそれなりの値になっていなければC値が良くても意味が無い

いう話の中でレクチャーしてくれました。

C値を下げる事に苦労している方が多いようですね。みなさん真剣でしたよ。

講師の方も、断熱と健康の関係はどんどんと解明されているのに、気密と健康の関係は全く解明されていないと零していました。

近い将来、この辺りの事も解明されるといいですよね。

躯体通気部材の納まりを紹介した模型です。

水がノズルの先から噴出されるようになっていて、漏水の心配が無いことを見られるようになっています。

以前に展示会で使ったもののようですね。当日はスプレー噴射は行われていませんでした。残念・・・。

こちらは無気密と高気密の両施工を比較しやすくした模型です。

実験・検証できるようになっているようですが、やはり動いていませんでした。

NJK社員に聞いてみると、失敗作との事。

「今年のホームビルダーショーに出展している模型を見てください。」

と言われてしまいました。

最後に行われたのが、新製品の漏水実験です。

バルコニー笠木の下に設置する事で、腰壁部分の躯体通気が行える部材です。

こんな感じの部材を設置すれば、躯体通気を行いつつ、笠木からの漏水を躯体に侵入させません。

以外と多いバルコニー腰壁の壁内結露対策品です。

模型の前に置かれた送風機で水を吹きかけ、漏水の無い事を実証してくれました。

最大40m/Sの暴風雨の後でも躯体内への雨水の侵入はありません。

との事でしたが、イマイチわかりにくい実験だったかも・・・。

もっと工夫した方がいいかも。

送風機の強度を上げて、傘をもった人が飛ばされそうになる絵は面白かったんですけどね・・・。

これでセミナーは終わりでした。

翌日は仕事の都合をつけて、ホームビルダーショーを見てきました。

1時間足らずしか見られませんでしたが、NJKのブースも見る事が出来ました。

あった!

コレですね。

右側が高気密施工、左側が無気密施工です。

コンセントやパイプ周りに手をかざすと、明らかに隙間風が違います。

これは実に分かりやすいですね。

これをサーモカメラで覗いてみると、こんな風になるそうです。

断熱材には耳付きのグラスウールが使われていました。

隙間から、防湿シートと石膏ボード(展示の為にアクリル板の部分もありますが)の間に冷気が侵入している様子がよくわかりますよね。

こんな模型、作ってみたいと思いました。

今後は『気密性と健康の関係』も話題に取り入れていきたいと思います。

気密性能と断熱性能の関係

そして健康や省エネルギーへの貢献度等

みなさんにわかりやすい資料をつくらないとなりません。

新建ハウジングの三浦社長がFBの中で書いていました。

■人が一般的に覚えている確率 (メディアチャネル)

 

  • 文字を読む行為では10% (新聞、雑誌、メール)
  • 言葉を聞く行為では20% (ラジオ)
  • 視覚で見る行為では30% (テレビCM)
  • 聞くと見る両方では50% (ビデオプログラム)
  • 話したり書くことで70% (インターネット)
  • 体験することにより90% (体験)

現場見学会を利用して、体験できる仕掛けを積極的に運用したいと思います。

NJKの皆様、ありがとうございました。

https://www.assetfor.co.jp

posted by Asset Red 

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