省エネ×耐震

まずはお知らせです。

アセットフォーは今日から3日間お休みをいただきます。

第1・3火曜日と水曜日及び祝祭日は定休日なもんですから・・・。

昨日は大宮で行われたセミナーに参加して来ました。

題して

常識を覆す!コラボ住宅セミナー『省エネ×耐震』

日本エネルギーパス協会代表理事 今泉氏

              ×

株式会社M’s構造設計 佐藤氏

御2人による、各々90分に渡る貴重なお話でした。

主催は弊社も利用しているアーキトレンドZEROの販売元、福井コンピューターアーキテクト株式会社でした。

省エネ関連のセミナーには比較的参加していましたが、今泉氏の話は聞いた事がありませんでした。

住宅の燃費表示が話題になっている昨今ですから、てっきりエネパスのお話かなぁーなんて想像していたんですけど外れました。

ご自身も工務店の社長との事。

まずは住宅業界の現状把握からスタートです。

大手ハウスメーカーは受注件数減ではあるものの、ZEHへの切り替えを進めた結果受注金額増になっている。その中でも一条工務店の急成長は特筆ものである。

それに対して全国の工務店は相変わらずのジリ貧状態。

全体の60%を占めていたシェアもどんどんと下がり続けて、危機的な状況にある。

大手ハウスメーカーの戦略はと言うと・・・

支払先のシフトとでも言えば良いのでしょうか?

住宅のZEH化提案を促進

請負省金額は増大(イニシャルコストUP)

でも、東京電力や東京ガス等への支払いは減少

結局

建て主のトータル支払いは変わらない

しかも

光熱費が上昇すれば、その分お得・・・

快適で健康にも良いんですよ!

「東電を喜ばしてどうするんですか!」

ナルホド・・・。

でも、彼らがつくっているのは『メカメカZEH』なんですよね。

外皮性能はそこそこで、高性能設備と太陽光発電に頼ったZEHです。

太陽光発電容量が7~10KWなんてざらにあります。

ご存知のように、ZEHは消費されるエネルギーから家電分を差し引いたものを太陽光発電のような再生可能エネルギーで帳尻合わせ出来る住宅です。

高性能設備を採用する事でエネルギー消費を抑えてはいますが、外皮性能が低いためどうしてもトータルエネルギーが嵩んでしまいます。そこで太陽光発電の発電容量が大きくなる訳です。

こうした高性能設備にお金を掛けて外皮性能は低いままのZEHをメカメカZEHといいます。

それに対して、外皮性能を高め冬季日射取得・夏季日射遮蔽・採風・蓄熱等を採りいれ、最低限の太陽光発電でまかなうZEHをパッシブZEHといいます。

どちらが良いと思いますか?

仮にイニシャルコストは同じだとします。

どちらもZEHですから、東電等への支払い額も同じとしましょう。

どちらも同じじゃん!

そう思った方もいるのではないでしょうか。

まんまとハウスメーカーにやられちゃいましたね。

太陽光発電以外の高性能設備は10年程度で入れ替えなければなりません。

もしかしたら5~8年くらいで効率が落ちてしまい、消費エネルギーは増えてしまうかもしれませんね。

一般的な設備と比べて高性能設備はバカが付く位高額ですよ。

建物の寿命が30~60年だとしたら、3~6回の交換でどの位の費用差になるのでしょうか。

こうした考え方もあるそうです。

高性能外皮+高性能設備

両方採用出来れば良いのですが、予算的に無理。

どちらかを諦める事に・・・。

外皮性能は程ほどにして、高性能設備を選択します。

後でリフォームしようとすると・・・。

外皮性能の向上にはお金がかかります。

リフォームであれば猶更です。

最初にやっておけば良かった・・・、なんて事にならないと良いですよね。

外皮性能向上の為の費用は新築・改修を問わず、今後は上昇していきます。

早ければ早いほど安くつくる事出来ます。

反対に高性能設備は後になればなるほど、より高性能化し安くなります。

太陽光が良い例でしょう。

10年前と比較すれば、その低価格さにびっくりします。

こうした話をする事で、メカメカZEHとパッシブZEHの差別化を図る事が可能です。

セミナー中、日本酒の話が出てきました。

たくさんあった酒造メーカーもどんどんと減っているそうです。

生き残りを掛けた熾烈な競争が続いている状態は、住宅業界と似ているかもしれません。

価格と品質でそれぞれのメーカーを分けると、大きく4つに分ける事が出来ます。

①低価格×低品質

②低価格×中品質

③高価格×高品質

④中価格×中品質

大手メーカーは機械化による大量生産で安価につくる事が出来ます。

それに対して中小メーカーは手作りで少しだけしか出来ません。

結論を言えば、③を目指して拘りの日本酒をつくるメーカーしか生き残るのは難しいそうです。

住宅もそうですよね。

性能そこそこの大手ハウスメーカーやビッグビルダー相手に、低性能の低価格住宅で競っても良い事ありませんよね。

手作りの良さと性能の高さをアピールするのが得策です。

その為には、断熱・気密と燃費表示の事を勉強しましょう。

という内容だったと思います。

パワポで沢山の画像を織り交ぜての説明もわかりやすかったですよ。

耐震編の方は、次の機会とさせていただきます。

文字ばかりの長文、お許しください。

  https://www.assetfor.co.jp

  posted by Hoppy Red

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