ウレタンとウレタン

今日は水曜日。

アセットフォーはお休みです。

ここのところ『FPウレタン断熱パネル』についてのブログばかり書いているので、今回もこんな話題にしてみました。


こんなに違うよ!

ウレタンウレタン

(工場生産型現場生産型)

なんだよ!

結局、おんなじようなネタじゃないか!

すいません・・・。

お付き合いください。


ウレタン発泡は大変デリケート。

湿度や温度によって品質の良し悪しが左右されます。

『品質管理が難しいのが、ウレタンの特徴』

なんて言っても、あながちウソではありません。

ウレタンにも色々あります。

たとえば『硬質ウレタン』と『軟質ウレタン』。

前者は冷蔵庫の断熱材や車の内装材なんかに使われています。

校舎は食器洗い用スポンジやベッドのマット等、用途が随分違います。

両者の違いは発泡の仕方です。

独立発泡率を高める事で、硬くて丈夫な『硬質ウレタン』になります。

また、独立気泡同志を隔てる細胞膜のようなウレタン組織をスカスカにすれば軟らかな『軟質ウレタン』となります。

前者と後者の違いは、何と言っても『吸水性』です。

ほとんど水を吸わない硬質ウレタンに対して、軟質ウレタンの吸水性は非常に高くなっています。

でも、今回のメインは別のウレタンです。

そう、工場生産型と現場生産型の2つです。

前者をプレス式、後者をスプレー式なんて言う場合もあるそうです。

では、双方を比較してみたいと思います。

FPウレタン断熱パネルは、前者となります。

温度・湿度の管理がしっかりと行われた専用工場で

決められた体積に対する四季の気候変化に合わせた原材料の分量をコンピューターで計算し

注入・プレス(圧力25トン)を行い

注文されたサイズに成形します。

また、朝・昼・夜の厳しい製品チェックによるムラのない一定品質を保つ事が可能です。

こうしてつくられたパネルは、高密度で安定し、ウレタンの持っている性能を充分に発揮できます。

経年による性能劣化が無く、何度でもリサイクルが可能というのも特長のひとつになっています。

現場生産型なんていうとなんだか難しそうですが、一般的には『現場発泡』と言っています。

ウレタン発泡の重要なポイントとなる、温度・湿度の管理を現場の職人に任せてしまう為コントロールが難しいのが特徴です。

また原材料ブレンドも経験と勘に頼るしかありません。

発泡倍率や吹付厚さも一定ではなく、表面がデコボコしています。

このようなムラの多い状態で、性能・品質を一定にするのはかなり難しいですよね。

さらに問題があります。

現場発泡ウレタンで使用する原材料の量は、工場生産型ウレタンの2/3程度しかないと言われています。

これでは、ウレタンの性能が十分発揮できる訳ないですよね。

ちなみに両者の熱伝導率を比較すると、前者が0.024W/㎡K、後者が0.034W/㎡Kとなっています。

前者を105mmにした時の熱抵抗値にするためには後者の厚さを149mmにしなければなりません。

結構大きな違いですよね。

しかも後者は気泡同志が連続している為、吸水性が高くなっていて室内側に防湿・気密シートを設けないと『壁内結露』の恐れもあるんです。

将来建物を解体する時は、断熱材自体の回収に手間がかかるため相当なコストを覚悟しないといけません。


最後にFPの家と現場発泡ウレタンでつくられた家の、それぞれの特性を比較したイラストをご覧いただきます。

まずはFPの家からです。

そして、そうでない家

いかがでしようか?

2つのウレタンの違い、ご理解いただけたかと思います。

似ているようで全然違います。

あなたが、もしどちらかを選ぶ時が来たら・・・

どちらを選ぶのでしょうか・・・。

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