暖房方法

暖房には色々な方法がありますが、それぞれに一長一短があります。

例えば床暖房は高価で設計が難しく、エアコンは安価ですが使い方に工夫が必要です・・・。

暖房機器は『輻射』と『対流』の原理を利用しているものが、そのほとんどを占めています。

輻射式(放射式)暖房は、温水パネルヒーターや床暖房が代表例。

なかでも床暖房は近年人気の高い暖房ですが、加熱能力が小さいので、主暖房とする場合は断熱性能の高い家が必須条件となります。

加熱能力が小さいのは、床暖房が足裏やおしりに直接触れるからです。

表面温度を40℃未満とし、低温やけどを防がなければなりません。

低温で広い範囲で用いる事で快適に過ごす事が出来る床暖房ですが、発熱パネルの形や大きさの制約があり、部屋の隅々まで敷き詰められない場合もあります。

家具を置くスペース等を考え、部屋面積の70%程度敷き詰めるのが一般的です。

一方、対流式暖房は空気に熱を含ませる事で部屋の隅々に熱を伝える方法です。

ファンヒーターやエアコンがその代表例です。

特に最近はエアコンの性能が上がっているので、これを主暖房とする家庭が増えています。

使い方次第では、初期コストだけではなくランニングコストも安く出来るでしょう。

もちろん快適な環境を得る事も可能です。

対流式暖房と放射式暖房のそれぞれの特徴とランニングコストを簡単にまとめたものをご紹介します。

動く空気の性質を利用して空間を暖める方法です。

暖められた空気は上の昇るので、床に近いところの温度が低くなります。

ポイントは断熱・気密性能の向上です。

これを高める事で、上下の温度差を小さく出来ます。

また、立ち上がりが早く、光熱費を安くする事が可能です。

赤外線が空気を通過し、熱伝導によって暖める方式です。

不快な風や温度ムラが少ないのが特長ですが、光熱費が高く立ち上がりが遅いのが難かも。

輻射式と対流式それぞれの暖房機器のメリットを活かそうと考えられた方法もあります。

当然機器及び設備コストはかかりますが、快適空間を実現する事が出来ます。

予算に余裕のある方にはお勧めです。

次に暖房機器別のランニングコストを試算してものをご紹介します。

試算条件は以下の通りです。

①二酸化炭素排出原単位・・・電気:東京電力2006年度実績/電気以外:地球温暖化対策推進に関する法律施工令

②電気料金・・・東京電力「従量電灯B」第2段階料金単価(H18.11現在)

③ガス料金・・・東京ガス東京地区等「一般契約」料金表B(H18.10~12月適用)

④灯油料金・・・石油情報センター石油製品市況データー「灯油(店頭価格)」関東局(H18.11現在)

⑤機器効率・・・エアコン(トップランナー):COP6.67/ガス・石油ストーブ:1.0

出典:財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター

上の表を見る限り、ランニングコストの低いエアコンをメインとして利用し、その他の機器を補助暖房として利用するのが良いでしょう。

もっとも、断熱・気密性能を高めた家であれば、それほど高性能でないエアコンがあれば、それだけで充分快適な環境を実現する事が可能なんですけどね。

また、燃焼式の暖房機器を利用する場合は換気が絶対条件となります。どんなに寒くても定期的に窓を開けたりして空気の入れ替えを行ってください。

全ての機器に共通して言える事があります。

空気の乾燥に注意が必要です。

適度な加湿を心掛けるようにしましょう。

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