加湿器の色々

この時期は空気の乾燥に悩んでいる方が多いと思われます。

かく言う私も、扁桃腺持ち。
喉が非常に弱いので、乾燥にはホトホト困っています。
『百薬の長』と言われるアルコールも、こと喉の乾燥には全く効果なし。
むしろ逆効果のようですね・・・。

以前にもご紹介しましたが、新建ハウジング+ONEに掲載されていた記事の中から加湿器に関する記事を抜粋してご紹介します。
著者は松尾設計室の松尾代表取締役です。
松尾和也のエコハウス設計作法
賢い加湿器の選び方(2016.2の記事です。)

今、世の中にある加湿器をざっと分類してみると4種類になるそうです。
加湿量当たりの消費電力が少ない方から順に商品数を添えてご紹介します。
気化式(88種)
超音波式(338種)
ハイブリッド式(145種)
スチーム式(64種)
商品数だけ見ると超音波式が圧倒的に多い事がわかります。
それぞれの方式の代表機種は、価格.comの売れ筋ランキングにおいて各方式の一番売れている商品としました。
上の表を見てもらえばわかりますが、価格以外の全ての面において気化式が優れている事がよくわかります。
一番重要だと思われる消費電力あたりの加湿量では、次点の超音波式と比べても約5倍も高性能です。
最下位のスチーム式と比較すれば、100倍近い差がついている事もわかるでしょう。
カタログによれば、気化式の電気代はひと月あたり305円が目安だとか。
これに、水を気化させた分だけ余分に(気化熱で下がった熱量分だけ)エアコンが稼働する分を加える必要があります。
この電気代が標準的なエアコンで2700円/月となります。
合計すると、3005円/月。
これが気化式の加湿器にかかる費用になります。
結構高いですよね。
写真は、先日訪問したお宅の加湿器です。
気化式だと思うのですが、廻りの温度と比べると加湿器の廻りの温度が低い事がわかります。
気化熱により空気の温度が下がっているわけです。

スチーム式やハイブリッド式は、気化熱の回収分のエアコン消費量は少ないんですが、加湿自体の効率が悪いのでNG。
調音波式の場合は消費電力が非常に少ないのですが、加湿器の清掃をまめに行わないと雑菌をそのまま空中に撒き散らす事になりかねません。
『加湿器病』という言葉がある位ですが、その原因になったのは超音波式の加湿器なんです。
水分中のミネラル成分もそのまま放出するので、このタイプで加湿し過ぎるとテレビの表面に白い粉がこびりついてり・・・。
あまりお勧めはできません。

我が家では、無印良品の超音波式小型タイプを何台か使用していました。
給水の手間が大変。
毎度毎度の清掃が大変。
湿度計を見ると、それほど効果が出ていない。
等の理由で、結局使わなくなりました。
もちろん、給水回数が少ない方が良いのは当たり前です。
大型の気化式を買えば良かったなぁー。と思います。

そうそう。
喉の粘膜が乾くかどうかの瀬戸際(インフルエンザのかかりやすいかどうか)ですが、絶対湿度が約7g/㎏(空気1㎏中に7gの水蒸気)なんだそうです。
これは、室温20℃であれば、相対湿度50%。
室温が10℃になれば、相対湿度90%に相当します。
相当に頑張らないと、この数値にはならないですよね・・・。
頑張りすぎると、表面結露が出てくるし・・・。

まずは精度の高い湿度計を買いましょう。
 
そして、上手に湿度管理をしましょう。

暖かい家で、健康・快適な暮らしを省エネに過ごせるなんて幸せですよね。

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posted by Assed Red

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