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一昨日、東京都千代田区で行われた
自立循環型住宅関東ゼミ2017
第1回『温暖地版自立循環型への設計ガイドライン』講習会
に参加してきました。
午前10時から午後5時までの長丁場、ひたすら座学という学生みたいなプログラムでした。
IBECの方針は
「パワポや板書は極力無くし、ひたすらガイドブックを読みなさい。」
との事。
かなりハードな内容なのに、ガイドブックをあちこちめくりながらの6時間はキツカッタ-。
下向いてばかりだし、講師の辻先生も早口で捲し立てるし・・・。
「500頁弱のテキストを全て読め」
と、言うんですから無理がありますよね。
参加者の半分くらいは以前からこのゼミを受けている方々。
復習するつもりで来ているそうです。なるほど・・・。
残りの半分は私同様に新規参加者との事でした。
いきなりの苦行・・・。
エコハウスの設計が嫌いにならなきゃいいけど・・・。
『自立循環型住宅』とは、身近な技術を用い、居住性や利便性を向上させつつ居住時のエネルギー消費を削減できる住宅。
気候や敷地特性などの立地条件と住まい方に応じて極力自然エネルギーを活用
建物と設備機器の選択に注意を払う事によって、居住性や利便性の水準を向上
居住時のエネルギー消費量・二酸化炭素排出量を2010年頃の標準的な住宅と比較して、太陽光発電を含めずに50%にまで削減可能
という、現時点において充分実用化できる住宅です。
つまり自立循環型住宅実現のための諸技術はすでに実用化・製品化されていて、経済的な妥当性の高い身近な技術を中心としたものという訳です。
15の省エネルギー技術の手法が有効とされていて、その削減効果もしっかりと明記されているんですよ。
これらは、以下の条件の住宅を対象に行った計算結果に基づいているそうです。
建設地:比較的温暖な地域(省エネルギー基準による区分:6地域)
住宅の建て方:1戸建て住宅
住宅の工法:木造住宅(伝統的工法による住宅も含む)
これって弊社の建物ズバリですよね。
大いに参考に出来そうです。
テキスト、しっかりと読み込んで弊社の建物に活かしたいと思います。
夕方6時~9時の間は参加者による親睦会が行われました。
思ったよりも、『断熱・気密住宅オタク』は少ないようですね。
建物の配置や窓の設計を上手に行い、自然エネルギーを取り入れた省エネ設計をする。
それをサポートする為に、外付ブラインドや高性能設備を有効利用する。
弊社が敢えて手をつけてこなかった領域を、積極的に行っている方が多いようです。
逆に断熱・気密は、ほどほどのようですね。そんなイメージを持ちました。
新住協もそうですが、こうした集まりに参加しているメーカー・問屋の方々の情報量がすごいんです。
実際の施工等は工務店や設計事務所の方に聞くとして、各ハウスメーカーやビッグビルダーの動向とか有名工務店の動きはもちろん、新しい技術なんかの話をどんどん聞く事が出来ます。
セミナーだけではなく、こうした機会も充分活かすべきだなぁー。
なんて改めて思いました。
posted by Assed Red
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