優秀工務店の現場、見てきました!

社長直々にお誘い頂き、八千代市の完成現場見学会を見学してきました。

何しろ、写真のようなムック本が出ている位の超優秀&有名工務店です。

優秀工務店・田中工務店の標準仕様書

木造住宅の実用納まり図鑑

エクスナレッジ刊

澤井聖一著

この本一冊、丸々、田中工務店の役立つ納まりが詰まっています。

「実物が見られるなんて・・・。」

少し足を延ばしてでも、見る価値ありますよね。

色々と勉強させていただきました。

延べ床面積32坪の木造軸組み住宅2階建てです。

ロフトのような小屋裏収納も設置されていました。

既成の梯子ユニットを見事にアレンジして、野暮ったさの解消に成功しています。

少しの工夫で、こんなにも変わるんですね。

間取り図も頂きましたが、プライバシー保護の為公開は差し控えさせていただきます。

よって今回の報告は、納まり中心とさせていただきますのでご了承ください。

外観はこんな感じです。

黒いガルバリウム鋼板と木部の色がマッチしていました。

空がもっと青かったら、もっと映えたんでしょうね。残念です。

無垢の木で作られたウッドデッキもステキでしたよ。

玄関土間の仕上げは研ぎ出しになっていました。

最初から「やられた!」という感じです。

無垢の見切り縁も洒落ていますよね。

リビングへの入り口はツインカーボ(ポリカ製のダンボール構造をした採光・断熱パネルです。)の嵌め込まれた製作建具でした。

上吊り金具を採用している為、極力軽量化を図りたかったそうです。

既製建具は一切使用しない!

これもこだわりなんですよね。

圧巻は和室の造り付デスクです。

オークの耳付き板をふんだんに使ってきれいに納めています。

写真に収めるのを忘れてしまいましたが、この和室は小上がりになっていてリビング側から引出式の収納になっているんです。

楽しい仕掛けですよね。

と言うことで、他の現場の写真を資料から拝借しました。

ジャン!

 

オリジナルムカデ畳下収納と言うそうです。

スゴイ!

1階・2階と、それぞれ1台のエアコンで暖房していました。

1階床は少し冷たかったかもしれません。

窓からのダイレクトゲインを考えて設計しているそうですが、この時は日差しが全くありませんでしたから・・・。

エアコンのあった和室は暖かかったんですが、浴室やトイレ・洗面所が少し寒く感じました。

HEAT20のG1グレード相当の断熱性能との事、床断熱を採用し、熱交換換気や太陽熱集熱等の採用はありません。

2階はポカポカ陽気で暑い位でした。ジャケットを羽織っていたから仕方ありませんね・・・。

リビングに置かれた、Jパネル製のテーブルです。

大工さんの手による物です。ナントカ杉製の足もきれいな木目が出ていました。

床はカラマツの無垢材です。

木表・木裏を統一せずに製材してあるそうですから、経年により艶の出方に違いが出て良い感じになりそうですね。

下小屋に長い間放置されていたウォルナットを使って作られた造作TVボードです。

もちろん、コレも大工さんのお手製です。

木口は全く仕上げていませんでした。

どうやらお施主様からの要望だったようです。

木口に書かれた番号もそのまま書かれていました。

リビング上が吹き抜けになっていて、2階からの陽光が降り注いできます。

キャットウォークもスノコ状になっていました。

50年杉の梁もいい感じでしたよ。

壁・天井とも、紙クロスを使っていました。

間接照明との相性もバッチリです。

キッチン・トイレ・洗面

其処ら中に造作家具が設置されています。

「やはり、下小屋で大きな機械を使って下拵えをしているんですか?」

と聞いてみましたが、その解答は意外でした。

「たまには使うけど、大抵は現場仕事だよ。」

「えっ!うそ・・・。」凄い・・・。

階段も壁付手摺も大工さんの手作りです。

しかも・・・

腰壁は伊礼さんお得意のスリムな板壁納まりになっています。

恰好いい・・・。

 

今後、新築現場の数はどんどん減っていくと言われています。

ハウスメーカーや設計事務所、工務店同志の熾烈な競争になる事でしょう。

施工棟数の落ち込みを、売上単価のアップで賄おうとする方々の口からは

「大工さんの手による、造作家具を増やすしかない。」

なんて言葉もよく聞こえてきます。

すぐに廃盤になり、部品調達の出来なくなる既製建具を使わない

オリジナル造作家具を使う

大胆なディティールを標準化する

他に色々とあるんでしょうね。

これらは、他との差別化を図る上でも重要な武器になりそうです。

断熱施工はお手の物のはずなのに・・・。

こちらの優秀工務店は、わざわざ断熱性能の高さをひけらかすような事はしません。

聞かれれば答える程度です。

設計に応じて、特別な暖冷房設備や換気設備を使う場合もあるそうです。

でも普通の設備でも上手にチョイスして、快適に使いこなしているようですね。

U値・Q値で話すのではなく、生活スタイルを約束する。

コストや燃費を含めた、お客様の求める生活環境を実現する為にありとあらゆる工夫を凝らして一棟一棟丁寧に作り上げる。

そんな姿勢が垣間見える建物だったように思います。

学ぶべき点がたくさんありすぎて、消化不良かもしれません。

そんな簡単に理解できる訳ないですよね。

本でも読みながら、じっくりと考えてみたいと思います。

そしてひとつでも活かしてみたいなぁー。

田中社長

そしてスタッフの皆さん

会場を提供してくださったお施主様

貴重な時間をありがとうございました。

機会があれば、別の現場も見せてください。

 

https://www.assetfor.co.jp

posted by Assed Red

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電話:03-3550-1311  

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